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今号では、2013年4月から6月までの3ヵ月間を対象として、ホームルータのセキュリティや迷惑メールなどの観測情報をまとめ、IIJが取り扱ったインシデントと対応について紹介しています。また、ブロードバンドトラフィックの解析結果について解説しています。
今回は、マルウェアZeroAccessの検出に関する考察を紹介すると共に、様々なリスクを誘発するホームルータのセキュリティの状況、及び今年に入ってから頻発している不正ログイン事件について解説します。
SMTP認証のためのIDやパスワードを使ってメールアカウントが第三者に利用され、迷惑メール送信に悪用される問題が増加傾向にあります。多くのケースにボットネットが利用されていること、そしてそのボットネットはSMTP認証をした上でメール送信を試みていることが分かっています。ここでは、IIJのメールサービスで観測した不正SMTP認証によるアクセスの動向を紹介します。
法的強制措置の効果を検証する意味で、2012年10月1日の違法ダウンロード刑事罰化の影響について注目していました。施行後3ヵ月間程はトラフィックが減少しましたが、その後はもとのトレンド曲線に戻ったことから、今回のダウンロード刑事罰化は一時的な心理効果しかなかったように見えます。
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