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Internet Infrastructure Review(IIR)Vol.37
2017年12月
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今号は、定期観測レポート「IIJインフラから見るインターネットの傾向」をはじめ、「VSSはユーザデータを守らない」、「商用化を迎えたVideo over IP技術とその経済圏」、「Intent-Based Network Security」の3つのフォーカス・リサーチをご紹介します。

全体(一括)
エクゼクティブサマリ
定期観測レポート
「IIJインフラから見るインターネットの傾向」

IIJではインターネットサービスを提供するために、国内でも有数規模のネットワーク・サーバインフラを運用しています。ここでは、IIJのインフラ運用を通じて得られた情報を元に、現在のインターネットの傾向について紹介します。

フォーカス・リサーチ(1)
「VSSはユーザデータを守らない」

VSSはVolume Shadow Copy Serviceの略で、Windows XP/Windows Server 2003以降に搭載されているバックアップ関連の機能です。今回、デジタルフォレンジックの技術調査を行う中で、VSSを有効にしていてもユーザのデータがスナップショットに正常に保存されない事象をWindows 8.1/10で確認したため、その原因と影響範囲を調査しました。事象の対処方法と併せて紹介します。

フォーカス・リサーチ(2)
「商用化を迎えたVideo over IP技術とその経済圏」

Video over IPは標準規格の発刊が2018年に見込まれており、各メーカは競い合うように規格準拠を謳っています。ここでは多くの関係者が期待する技術 Videoover IP について説明します。

フォーカス・リサーチ(3)
「Intent-Based Network Security」

「Intent-Based Networking(IBN)」において、ユーザは業務的に実現したいポリシーを規定し、ネットワークがその実現可能性を検証して、自動でそのポリシーを実現します。そして、ネットワークはその状態を常時監視し、それを維持・最適化します。IIJではゼロ・トラスト環境を前提としたセキュリティの新しい仕組みをIBNで実現しようとしています。ここでは、その取り組みの具体的な内容や、今後の展望について紹介します。

  • (※)本号で紹介している事項は記事初出時点の情報に基づいたもので、これらはアーカイブとして掲載しています。

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