2021年9月15日:IIJクラウド事業に関するオンライン説明会
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説明会要約
本説明会では、IIJのクラウドビジネスの現状、日本におけるクラウド利用の状況(サーバの50%以上をクラウド化済みの企業は20%と未だに企業IT資産のほとんどはオンプレミス(IIJ調べ):資料6頁目参照)、そして当日発表した企業システムのフルクラウド化を支援する新サービス 「IIJ GIO インフラストラクチャー P2. Gen.2」と企業システムの運用管理業務効率化を狙った「IIJ統合運用管理サービス」の新機能等をご説明いたしました。
- 登壇者:
- 執行役員 クラウド本部長 染谷 直
クラウド本部 クラウドサービス3部 部長 宮崎 直樹
クラウド本部 クラウドサービス3部 副部長 福原 亮
主な質疑応答
- 【質問】IIJのクラウドユーザーにおいて、マルチクラウドとハイブリッドクラウドの割合について教えてください。
- 【回答】オンプレミスからの移行が大半のため、ハイブリッドクラウド構成が多いです。マルチクラウド構成は、現時点では当社クラウドユーザー約2,000社のうち1/4程度ですが、マルチクラウドの普及に伴い、将来的にはユーザーの半数を占める程度まで成長する可能性があると考えております。
- 【質問】他社もマルチクラウドに注力しているなか、IIJのサービスが選ばれるのはなぜでしょうか。競争優位性を教えてください。
- 【回答】当社の場合、クラウドサービス単体でご契約いただいているパターンは少なく、インターネット接続サービス等のネットワークサービスと併用してクラウドサービスをご利用いただいているパターンがほとんどでございます。クラウド・ネットワークサービス・システムインテグレーション等を複合的に提供できることが当社の強みと考えております。
- 【質問】クラウド事業全体の見通しについて教えてください。
- 【回答】当社のクラウドサービス売上増収率は2桁成長が続いており、新サービス投入で更なる伸びの増加を目指しております。
- 【質問】ISMAP(※)を今秋に取得予定とのことですが、取得の狙いを改めて教えてください。IIJではどのようにして政府系案件にアプローチしていくのでしょうか。
- 【回答】ISMAP取得により、厳しい評価制度をクリアしたクラウドサービス事業者として認知が広まることを期待しております。また、ISMAP取得は政府系案件のアプローチ条件のため、取得のうえ積極的に取り組んでいきたいと考えております。
(※)ISMAP(イスマップ): Information system Security Management and Assessment Program の略で政府情報システムのためのセキュリティ評価制度。政府が求めるセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスを予め評価・登録することにより、政府のクラウドサービス調達におけるセキュリティ水準の確保を図り、もってクラウドサービスの円滑な導入に資することを目的とした制度です。(公式HPより引用)
- 【質問】クラウドサーバはどのくらい保有していますか。また、白井データセンターキャンパス(白井DCC)のキャパシティ状況について教えてください。
- 【回答】クラウドサーバ台数は数万台ほど保有しております。本日発表の新サービス設備は白井DCCに収容予定でございます。キャパシティは、必要に応じて順次拡張していきます。