(考え方編) 03
友だちの悪口を、
ナイショでインターネットに書くとどうなる?
(考え方編) 03
いろんな人に見られてしまうよ。
発言には注意して!
インターネットに出ている文章や写真、動画などはカンタンにコピーできてしまう。だから一度でも出した情報は、勝手にコピーされて広まる可能性もあるんだ。
つながっていない相手だから、会話のグループに入っていない相手だからといって、SNS(エスエヌエス)で人の悪口を書いた場合も同じ。その文章のコピーや、発言した画面の写真が広まれば、相手が見てしまうこともあるよ。書かれた人はきずつくし、書いた人もきっとこまったことになるよね。
インターネットに情報を出す時は、誰に見られてもこまらないかどうか、よく考えて出そう。まして人の悪口は、インターネットに限らず、現実の世界でもあまり言わないようにね!
(考え方編) 03
保護者の方へ
SNS(エスエヌエス)とはソーシャル・ネットワーキング・サービスの略で、登録した利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのことです。具体的にはTwitter(ツイッター)、Facebook(フェイスブック)、LINE(ライン)などがこれに当たります。
これらのサービスには、相互フォローの場合のみ投稿を公開、投稿公開範囲の指定、グループ内での会話など、それぞれプライバシーに配慮したシステムがあります。しかし、これらを使用したからといって、絶対に情報が漏れないとは言い切れません。なぜなら投稿される文章や写真、動画、音楽などは全てデジタル情報なので、容易にコピーができてしまうからです。書いた本人には広める意思がなかったとしても、本人の知らないところで投稿のコピーや、スクリーンショット(画面の写真)を広められてしまう可能性があるのです。
仮に、投稿を後から取り消したとしても、インターネットに一度情報を上げた以上は、取り消される前に誰かが既に目にしたり、コピーをとっていたりするかもしれません。
特に子どもの世界において、人の悪口や噂話は仲間内ですぐに広まりがちですから、気をつけた方が良いでしょう。
インターネットで情報を広めるのは簡単ですが、一度広まった情報を完全に消すことは、ほぼ不可能です。現実の世界であっても、あまり人の悪口を言わないよう子どもたちに注意を促すのは当然ですが、ことさらインターネットでは広まりやすいということを理解させておく必要があります。
また、悪口に限らず、インターネットに情報を上げる時には「友だち以外のたくさんの人に見られても困らないかどうか、慎重に考えてから情報を上げる」ことを普段から習慣にしておくと、不要なトラブルを避ける上でも、きっと役立つはずです。