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タブレット、スマートフォンなどの各種端末に最適なライブ映像配信を実現
2014年2月17日
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、高品質で安定した配信プラットフォームを提供する「IIJ大規模コンテンツ配信サービス」において、新品目「マルチデバイスストリーミング/Live」を追加し、本日より提供を開始します。
パソコン、タブレット、スマートフォン、スマートテレビ、ゲームコンソールなど、コンテンツを視聴する端末の多様化は、ますます加速しています。コンテンツ提供事業者は、多様な端末に対して、高画質な動画を安定的に配信することが求められています。
IIJは、視聴環境の多様化におけるコンテンツ配信のニーズに応え、2013年7月より、各種端末に最適な録画コンテンツを配信する「マルチデバイスストリーミング/VoD」を提供しています。このサービスを利用することで、お客様は自社で大規模な配信設備を持つことなく、IIJのコンテンツ配信サーバから、視聴者に録画コンテンツを配信することが可能になります。今回新たに追加した「マルチデバイスストリーミング/Live」(以下、本サービス)は、各種端末に、コンサートやイベントなどのライブコンテンツを配信可能にするサービスです。本サービスの利用により、お客様は多様な端末に、容易かつ安価に大規模なライブ配信が可能になります。
本サービスの機能は以下のとおりです。
お客様がライブストリームをIIJ側の設備にアップロードすることで、パソコン用動画フォーマットのHDS(※1)、スマートデバイス用動画フォーマットのHLS(※2)に変換し、視聴者に配信します。AES-128による暗号化を行うHLS(AES-128)、視聴権限データを埋め込んで視聴時間を24時間に制限できるPHDS(※3)、に対応しています。
視聴者の端末が、コンテンツの再生状態に合わせた最適なビットレートに自動で切り替える「アダプティブ・ビットレート」に対応している場合、お客様は解像度やビットレート等の異なるコンテンツを複数アップロードすることで、視聴環境に合わせたコンテンツ配信ができます。配信帯域の範囲内であれば、アダプティブ・ビットレート用のストリーム数に制限は設けていません。
本サービスの設備は、IIJバックボーンに直結し国内最大級の100Gbpsの配信に対応しています。設備はこれまで放送局を始めとした多くの企業にご利用頂いた実績がある大規模配信設備を基盤としており、加えて自社のクラウドサービスであるIIJ GIOを採用したハイブリッド構成となっています。
本サービスと同様の仕組みは、2013年の全国高校野球選手権大会で採用されました。視聴者12万人に対して(トラフィック80Gbps)、安定的にインターネット上で試合の模様を中継しました。また、本サービスは、IIJが協賛する音楽イベント「東京・春・音楽祭」の以下演目において、利用が決定しています。
演目名 | 東京春祭マラソン・コンサート vol.4 リヒャルト・シュトラウスの生涯~生誕150年に寄せて |
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日時 | 2014年3月23日(日)11時開演 |
ライブ中継配信の詳細 | 2014年3月上旬に告知予定 |
初期設定費用 | 200,000円 |
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即日対応費用(※1) | 300,000円 |
国内限定配信オプション(※2) | 100,000円 |
IPv6オプション(※2)(※3) | 200,000円 |
月額費用 | 帯域に応じた個別見積もり |
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国内限定配信オプション(※2) | 150,000円 |
IPv6オプション(※2) | 0円 |
IIJ大規模コンテンツ配信サービスは、IIJの大容量バックボーンに直結した大規模な配信プラットフォームを利用し、お客様のコンテンツを配信するサービスです。閲覧者の多い人気サイトや大容量のファイル配布、動画のストリーミング配信など、広帯域を必要とするコンテンツ配信に最適なシステム環境を提供し、お客様は自社設備をもつことなく安定した品質でコンテンツを配信できます。
IIJは今後ともサービスの機能拡充を続け、お客様がより利用しやすい配信サービスを提供してまいります。
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
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