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独自のシステム運用ナレッジを活用し、マルチクラウドの運用自動化と障害予兆検知を実現
2017年3月13日
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、マルチクラウド化が進む企業のシステム運用を効率化する「IIJ統合運用管理サービス」を、2017年4月1日より提供開始いたします。
企業システムのクラウド移行が進み、マルチクラウドやオンプレミスとのハイブリッド利用が加速する中、システム運用はより一層複雑になっています。システムごとに異なる属人的な運用体制、それによる運用負荷の増大や、対応の柔軟性とスピードの低下が大きな課題となっています。
IIJでは、そのような課題を解決するため、長年にわたる自社サービスやお客様システムの運用で培った知見(=ナレッジ)を活用した新たな運用基盤を構築し、マルチクラウドの一元管理やオペレーションの自動化、障害の予兆検知を実現する次世代の統合運用サービスを提供します。
本サービスを利用することで、お客様は、クラウドサービスごとに分かれている管理を一元化することができます。また、監視アラートや構成情報、アプリケーションログなどシステムから得られるあらゆるデータを相関的に分析することで、障害の原因特定や復旧手段のナビゲート、障害の予兆検知などを実現できます。お客様は、クラウドサービス間の差異を意識することなく、オンプレミスや複数のクラウドサービスが混在したシステムを効率的に運用することができるため、運用負荷の軽減や柔軟で機敏性の高い対応が実現できます。
本サービスの主な特徴は以下のとおりです。
クラウドサービスごとに異なる管理ポータルやサポート窓口を統一化します。また、APIの異なる複数のクラウドサービスから構成やリソース情報を自動取得するため、お客様はAPI差異を意識することなく、管理ポータルで一元的に管理・コントロールすることが可能です。
年間1,000万件以上のアラートを自動処理している実績を活かし、膨大なアラートの中から対応が必要なアラートを分類するフィルタリング機能を提供します。また、原因特定に時間を要する複雑な障害であっても、過去の対応履歴(ナレッジ)を活用して、最適な復旧手段をナビゲートすることが可能です。即時性が求められる初報通知、定型的な手順書オペレーションを自動化することで、運用負荷と時間を大幅に軽減することが可能です。
監視アラートの閾値を運用者が設定するのではなく、過去の傾向から常に適切な閾値を自動で設定するため、ディスク容量などの利用傾向が変化した場合も、推移を予測し、余裕をもった通知を実施します。また、閾値監視では気付かないシステムの不調(サイレント障害)を検知することで、早期に対処することが可能です。
カテゴリ | 機能 | 概要 |
---|---|---|
共通 | APIインタフェース | Webポータル等の各種Web操作に変わるコマンドインタフェース |
統合Webポータル | アラート状況、システムリソース情報等の統合ダッシュボード | |
統合サポート窓口(※1) | お問い合わせをワンストップで受け付ける窓口 | |
OEM対応(※1) | 再販ビジネスを支えるテナント機能 | |
統合管理 | チケット管理(※1) | 障害イベント、リクエスト、タスク管理、リマインダ等のチケッティング |
システム構成管理(※2) | システム構成情報(OS、ミドルウェア、パッチ情報)の自動収集 | |
自動レポート作成(※2) | システム稼動実績報告書の自動作成 | |
統合アカウント管理(※2) | システム管理/設定に必要なアカウント/IDの統合管理 | |
サブスクリプション管理(※2) | サブスクリプション、利用実績等の契約管理 | |
監視 | システム監視 | Ping、Port、URL、ログ、リソース等のシステム監視 |
APIアラート連携 | OSS監視ツール等からのアラートをAPI連携 | |
アラートメール取り込み(※1) | アプライアンス機器等からの障害メール、イベント情報等の取り込み | |
アプリケーション監視(※2) | アプリケーション層の監視及びボトルネック箇所の検出 | |
傾向予測(動的閾値)(※2) | データ傾向予測によるキャパシティ等の予兆検知 | |
異常検知(アノマリ検知)(※2) | トレンドと取得データによる異常検知(サイレント障害検知) | |
運用支援 | 自動アラートフィルタリング | 運用対処の必要が無いアラートを機械分類してクローズ |
自動アラート通知 | 通知先をグルーピングして指定時間帯に電話、またはメール | |
ジョブコントロール | 業務フロー、ワークフローに基づいたジョブ実行管理 | |
オペレーションナビゲート(※2) | 発生アラートと蓄積ナレッジに基づく障害復旧手順の自動提示 | |
自動オペレーション(※2) | アラートや依頼をトリガーにしたスクリプト、ワークフローの自動実行 |
IIJでは今後も、高度な運用技術とノウハウを活かした高品質なサービスの提供を通じて、お客様の効率的なシステム運用を支援してまいります。
お詫びと訂正
2017年3月21日、「サービスメニュー」の一部を訂正しました。
「APIインタフェース」と「統合Webポータル」の概要を入れ替えています。お詫びして訂正いたします。
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