IIJは国内初のインターネットのための企業(ISP)として1992年12月に誕生しました。インターネットという、それまでの常識を覆す「通信」をベンチャー企業が手がけることについて政府の理解がなかなか得られませんでしたが、IIJが主催するインターネットを紹介するセミナーはいつも満席でした。そして1994年3月、IIJが満を持してインターネット接続サービスを開始すると、すぐに利用の申し込みが殺到します。こうして日本の商用インターネットは始まりました。
1992~1995
IIJの黎明期日本のISPとして
1992
12月3日
国内初のインターネット接続事業者として創業
創業メンバーは13名
当時のIIJのオフィス。解体寸前だったビルの一角での創業だった。
1993
11月
国内初「インターネット接続サービス」開始(国内限定)
当時、ルータ専用機は極めて高価であり、DOS/VパソコンにBSD UNIXとpppをインストールしたものを「ルータ」として貸し出していました。実体はフロッピーブートのBSD/OS + PPPに、専用線モデムをシリアルポートで繋げたもの。
3月
NTTドコモ、PDC方式によるデジタル携帯電話「デジタル・ムーバ」のサービス開始
1993
3月
NTTドコモ、PDC方式によるデジタル携帯電話「デジタル・ムーバ」のサービス開始
1994
2月
特別第二種電気通信事業者 免許取得
郵政省より国際通信事業者としての認可を取得
認可通知書
3月
国内初 本格的なインターネット国際接続サービス開始
ユーザー第1号は日立製作所。第2号はNTT。
5月「ダイアルアップIPサービス」11月「ファイアーウォールサービス」開始
どちらのサービスも国内初
12月
ネットスケープ、世界初の商用ブラウザ「Netscape Navigator」を公開
1994
12月
ネットスケープ、世界初の商用ブラウザ「Netscape Navigator」を公開
日本全国に急速に拡大したIIJのネットワークは、多くのインターネット利用者を迎えることになります。企業はインターネットを情報発信の場として認識し、それを支える配信サービスが立ち上がります。そうしたコンテンツを見るために個人のインターネット利用も盛んになり、それに応えた個人向け接続サービスも拡充されました。国を超えて広がるインターネットを支えるため、アジア太平洋各国との協力も始まりました。
1995
1月
アイアイジェイメディアコミュニケーションズ設立
ネット配信事業開始
※2005年、IIJに吸収合併
11月
アジア・インターネット・ホールディング設立
アジア太平洋地域のバックボーン「A-Bone」の構築運営
※2005年、IIJに吸収合併
1月
阪神・淡路大震災。インターネットによる安否情報提供が注目される
7月
PHSのサービス開始
アマゾンがオンライン書籍販売サービスを開始
8月
マイクロソフトがOS「Windows95」(日本では11月)、ウェブブラウザ「Internet Explorer」を発表。第1次ブラウザ戦争はじまる
1995
1月
阪神・淡路大震災。インターネットによる安否情報提供が注目される
7月
PHSのサービス開始
アマゾンがオンライン書籍販売サービスを開始
8月
マイクロソフトがOS「Windows95」(日本では11月)、ウェブブラウザ「Internet Explorer」を発表。第1次ブラウザ戦争はじまる
1996~1999
IIJの成長期前期もっと使いやすく
1996
12月
IIJ4Uの雑誌広告
1月
ソフトバンクが米国ヤフーと合弁でヤフー日本法人設立
7月
NECがインターネットサービス「BIGLOBE」を開始
1996
1月
ソフトバンクが米国ヤフーと合弁でヤフー日本法人設立
7月
NECがインターネットサービス「BIGLOBE」を開始
ビジネスの拡大をインターネットが支える時代がやってきます。多くの場所を簡単につなぐ。たくさんのアクセスに耐えるシステムをすぐに作る。ビジネスの要求に応えるために、新しい技術が開発され、新しいサービスが始まります。そんなインターネットへの期待を背負い、IIJは日本を飛び越え米国NASDAQへの上場を果たしました。
1998
8月
高機能ルータ「SEIL」開発、販売開始
当時はアクセスポイントの新設や廃止が頻繁にあったため、サーバ上にデータを置きルータが定期的にそれを取得する機能を実装。ユーザの利便性向上とプロバイダ側のサポートコストの軽減を実現した。
初出荷(宅配業者への受渡しの様子)
10月
クロスウェイブ コミュニケーションズ設立
IIJ、トヨタ、ソニーの合弁で設立した、国内初のデータ通信専用の通信事業者。
※2003年、NTTコミュニケーションズに事業譲渡
9月
ドメインネームやIPアドレスの方針を決める団体ICANN設立
1998
9月
ドメインネームやIPアドレスの方針を決める団体ICANN設立
1999
8月
IIJ、米国ナスダック市場へ上場
国内未上場企業のナスダック公開は、日本企業初
2000~2003
IIJの成長期後期ブロードバンドの普及
2000
2月
ネットビジネス向けアウトソーシングサービス「iBPS」開始
必要なときに必要なだけ使えるという、クラウドのコンセプトを先取り。
10月
DDI、KDD、IDOが合併、ケイディーディーアイ (KDDI) 発足
2000
10月
DDI、KDD、IDOが合併、ケイディーディーアイ (KDDI) 発足
2001
9月
個人向けサービス「IIJmio」開始
「IIJmioモバイルサービス」開始は2012年
IIJmioの雑誌広告
1月
IT基本法が施行され、IT戦略本部が内閣に設置される
アップルがインターネット楽曲管理ソフトの「iTunes」をリリース
「Wikipediaプロジェクト」始まる
9月
アメリカ同時多発テロ
ヤフー日本法人が高速インターネット接続のADSLサービスを開始
ソフトバンクグループが通信事業に参入
2001
1月
IT基本法が施行され、IT戦略本部が内閣に設置される
アップルがインターネット楽曲管理ソフトの「iTunes」をリリース
「Wikipediaプロジェクト」始まる
9月
アメリカ同時多発テロ
ヤフー日本法人が高速インターネット接続のADSLサービスを開始
ソフトバンクグループが通信事業に参入
2003
2月
「IIJ SMF(SEIL Management Framework)」開発
ネットワークにつながるあらゆる機器の自動設定と一元管理機能を提供。SMFに対応する機器は、ケーブルをつなぎ電源を入れれば、すぐにネットワークサービスの利用が可能に。
SMFの広告
4月
アップルがオンライン音楽配信サービス「iTunes Music Store」を開始
6月
アップルがウェブブラウザ「Safari」をリリース
8月
スカイプ・テクノロジーがインターネット電話を可能にするソフトウェアをリリース
2003
4月
アップルがオンライン音楽配信サービス「iTunes Music Store」を開始
6月
アップルがウェブブラウザ「Safari」をリリース
8月
スカイプ・テクノロジーがインターネット電話を可能にするソフトウェアをリリース
2004~2007
IIJの転換期より安全・安心な環境を目指して
2004
1月
スパム対策のワーキング・グループ 「MAAWG(Messaging Anti-Abuse Working Group)」創設に参加
※現M3AAWG
11月
ウェブブラウザの「Firefox」がリリース。この頃から第2次ブラウザ戦争が熾烈に
2004
11月
ウェブブラウザの「Firefox」がリリース。この頃から第2次ブラウザ戦争が熾烈に
インターネットがビジネスだけでなく社会を支えるようになります。一方でそんなインフラを破壊しようと試みる悪意も苛烈になります。サイバーセキュリティが社会の重要事として認識される中、IIJはこれまでに培ってきた技術と経験を駆使してインターネットの運用に力を入れます。これまで以上に使いやすく・安全なインターネットを目指して、これからもIIJは先頭になって歩き続けます。
2006
9月
「IIJ セキュアMXサービス」開始
IIJに設置したゲートウェイでメールを中継し、迷惑メール対策、暗号化、アーカイブなどの機能により安全なメール環境を実現。
まだ一般的ではなかったアンチウイルスやアンチスパムの機能を標準で提供。
SMXの広告
2007
8月
SMF-LANに関する特許権を取得
特許第3996922号
3月
リアルタイム動画配信サービス「Ustream」開始
2007
3月
リアルタイム動画配信サービス「Ustream」開始
2008~2013
IIJの発展期モバイル・クラウド時代へ
2008
1月
「IIJモバイルサービス」開始
MVNO事業者として初のデータ通信用SIMを提供したサービス
IIJモバイルサービスの広告
7月
アップルが「iPhone3G」の発売にあわせ、iPhoneアプリの配信サービス「App Store」を開始
10月
グーグルの携帯端末用OS アンドロイドを搭載したスマートフォンがアメリカで発売
12月
グーグルがウェブブラウザ「Chrome」をリリース
2008
7月
アップルが「iPhone3G」の発売にあわせて、iPhoneアプリの配信サービス「App Store」を開始
10月
グーグルの携帯端末用OS アンドロイドを搭載したスマートフォンがアメリカで発売
12月
グーグルがウェブブラウザ「Chrome」をリリース
2009
12月
クラウドサービス「IIJ GIO」開始
オーダーメイド型で豊富なコンポーネントを組み合わせられる「IIJ GIOコンポーネント」と、レディメイド型でオンラインで全ての操作が完結する「IIJ GIOホスティングパッケージ」の2種類
IIJ GIOの広告
2011
4月
「松江データセンターパーク」開設
日本初の商用外気冷却方式モジュール型データセンター
2012
2月
LTE対応の接続サービス開始
個人向けサービス「IIJmio」と法人向けサービス「IIJモバイル」の両方で開始
IIJmio 初期のパッケージとSIMカード
2013
4月
IIJのバックボーンネットワークを欧州に拡張
米国・欧州・日本をつなぐバックボーンネットワークが成立し「世界一周」を達成
2013年ごろのIIJバックボーンネットワーク
2015
9月
「IIJ Omnibusサービス」開始
企業ネットワークに必要な機能を仮想化し、クラウド上で提供するSD-WAN/SASEサービス
2015年のIIJ年賀状
10月
「IIJ GIOインフラストラクチャーP2」開始
パブリッククラウドとプライベートクラウドを融合したIaaS
5月
電気通信事業法改正。SIMロック解除、HLR/HSS解放などモバイルの市場環境が激変
2015
5月
電気通信事業法改正。SIMロック解除、HLR/HSS解放などモバイルの市場環境が激変
2016
11月
「IIJ IoTサービス」開始
IoTの分野で特に技術要素が広範囲にわたる「つなぐ」部分をサービス化
12月
民放各社との合弁会社「JOCDN」を設立
高品質で安定した動画配信を実現するCDN(Content Delivery Network)サービスを提供
展示会のブース写真
2017
3月
セキュリティオペレーションセンター(SOC)開設
24時間365日体制で膨大な情報から「迅速・正確に」リスクを検知・対処
オペレーションルーム
1月
電通、2016年の国内ネット広告媒体費が初めて1兆円を超えたと発表
10月
スマートスピーカー「Google Home」国内発売
2017
1月
電通、2016年の国内ネット広告媒体費が初めて1兆円を超えたと発表
10月
スマートスピーカー「Google Home」国内発売
2018
3月
フルMVNOとして、法人・個人向けにサービス開始
加入者管理機能(HLR/HSS)を自前で運用
契約オペレーションの柔軟性、ネットワークの柔軟性、自由なSIMの形状を獲得
2019
5月
白井データセンターキャンパス開設
これまで培ったIIJの技術を結集、かつ新技術を積極的に取り入れたシステムモジュール型データセンター
7月
IIJmio eSIM対応のデータ通信サービス開始
関連広告の画像
12月
新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)が確認される。以降世界的に大流行
2019
12月
新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)が確認される。以降世界的に流行
2021
8月
欧州の監督機関より「拘束的企業準則(BCR)」の承認取得
クラウド事業者(IaaS)として世界初
関連広告の画像
IIJグループの沿革詳細
IIJの企業沿革およびサービス沿革の詳細をお知りになりたい方は、以下をご覧ください。