迷いはありませんでした。
すべてのものがインターネットにつながり、あらゆるものがインターネット上に構築される世界。
まさに30年前に思い描いていた未来がいま、つぎつぎと実現しています。つねに先駆者として、
インターネットの可能性を切り拓いてきたIIJ。イノベーションに挑戦し続けることで、世界を
塗りかえていく。それは30年前の創業の志であり、これからも変わることのないIIJの姿勢です。
IIJの真ん中の I はイニシアティブ
───────────IIJはいつもはじまりであり、未来です。
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研究者による利用
現在のインターネットの原型は、コンピュータ研究の一環として誕生しました。かつての技術では、離れた場所にあるコンピュータ同士を連動して動かすこと自体が、大きなチャレンジだったのです。
1969年に行われた最初の実験では、わずかアルファベット2文字(「login」の LとO)を送信しただけでコンピュータが停止してしまったと言われています。
ですがその後、この2文字の送信に成功したことが、後のインターネットの発展のきっかけとなったのです。
コンピュータのネットワークが動きだすと、それを使ったコミュニケーションが始まります。
この頃から使われていて、今も現役なのが「電子メール」です。
メールアドレスさえ知っていれば、国を超えてもダイレクトに言葉が届けられる。
国境を越えて議論を交わす研究者たちにとって、電子メールは夢のツールでした。
そしてコンピュータの研究者だけでなく、様々なジャンルの研究者がインターネットを使い、議論を深め合っていきました。
ビジネス利用、
一般利用の始まり
インターネットに無限の奥行きを与える発明がありました!それがWWW(World Wide Web)です。
文章などに設定された「ハイパーリンク」(=リンク)をクリックすれば、次々と新しいコンテンツが表示される。リンクの先が、世界中の誰が作ったコンテンツでもかまわない。
この仕組みは、ネットワークにつながったすべての利用者が情報を発信できる「インターネット」という場に、まさにマッチしたものでした。
ただし初期のWWWは、文章のみで画像の表示はできませんでした。画像を添えた美しいホームページが作れるようになるには、あと数年の時間が必要でした。
WWWで画像などがあつかえ、様々な表現が可能になると、エンタメやビジネスのためのホームページが作られるようになりました。ついにインターネットが研究者以外にも使われるようになったのです!
一方で急速にコンテンツが増えたWWWでは、どこに何があるのかが分からなくなってしまい、利用者が度々迷子になってしまうようになりました。
そこで現れた救世主が、インターネット上の情報を調査し整理してくれる「検索サイト」です。
最初はプロの「ネットサーファー」がインターネット上のコンテンツを人力で調べて分類していました。今ではプログラムされた「ロボット」がその代わりを務めています。
送受信できる容量が
広がりより一般的に
新しい技術が開発されると、それを使ったコンテンツができる。新しいコンテンツが生まれると、インターネット利用者が増える。インターネット利用者が増えるとまた新しい技術が開発される。そんな時代がやってきました。
ホームページはますますリッチで楽しくなり。
一方で皆さんが持ち歩く携帯電話にまでインターネットが届くようになりました。
大容量データの送受信が可能に
インターネットがふつうに使われるようになると、それを前提とした「表現」が誕生します。例えば、離れた場所に居ながらみんなで同じライブを見て、コメントを送り合う。
そんな表現は、インターネットがなければ生まれなかったでしょう。インターネットが表現を育む新しいキャンバスとなったのです。
SNS出現により
爆発的な利用者の広がり・・
そして未来へ
さらに大容量のデータも
サクサク使えるように
そんなインターネットは生活の一部になっていきます。高度な研究でなくても、美しい絵画でなくても、きらめく歌声でなくても、100億のビジネスでなくても。
「今日、きれいな花を見かけました」そんなあなたの「日常」をつぶやける場所。それもインターネットの一つの形です。
「インターネットを使う」から「気がついたらインターネットだった」へ。
皆さんの身の回りにあるすべてのもの。家電製品から田んぼや工場にある機械などと通信ができれば、世界はどんな風にかわるのでしょうか?
いままで「人」が主役だったインターネットを「機械」が使うようになる未来を想像しながら、いま、「新しいネットワーク」の研究が進められています。
たった2文字のアルファベットしか
送れなかったネットワークが、
世界を
覆うインターネットに発展しました。
研究者によって作られた
ネットワークから53年。
日本で研究者以外による、
商用的なインターネット利用が
始まって30年。
驚くべきスピードで
インターネットは拡大しています。
IIJはインターネット研究者からの
バトンを受け継ぎ、
30年間、
日本のインターネットの普及に
努めてきました。
これからも、皆さんの生活を豊かにする
「インターネット」をIIJは支えていきます。