産業廃棄物処理のオンライン化
課題
事業者が産業廃棄物を処理するには、廃棄物の重量の計測、コンピュータへの入力、書類の作成、行政への報告など、非常に手間が掛かる業務を要します。なるべく時間を掛けたくない業務については、可能な限りの省力化が必要です。また、環境問題が注目されている現在、そもそも廃棄物を減らす努力も求められています。
解決方法
- 廃棄物の計量のオンライン化と行政報告の自動化
- 廃棄物の種類と重量の可視化と、それを分析して廃棄物の低減を目指す
特長とメリット
- ネットワーク対応の電子計量器(イシダ社製 インフォメーションマルチスケール)と、IoTゲートウェイ機器を使用。廃棄物の計量データを自動的にクラウド環境へアップロード可能
- IoTゲートウェイ機器にはSIMカードとLTE通信モジュールを搭載。モバイル網で通信を行うため、ネットワーク工事は不要
- クラウドにアップロードされた廃棄物の計量データは、情報を集約した上で、電子マニフェストとして行政報告が可能。
- IoTサービスのデバイスモニタリング機能により情報を可視化。これにより、どのような種類の廃棄物がどれくらい出されているのかの経過を目で見える形で確認できる
- すべてのネットワーク通信は閉域網(インターネットとは隔離された独自ネットワーク)を使用するため、安全にデータのやり取りが可能
- 送信された生データは、IoTサービスのデータストレージに自動的に記録(蓄積)。後でまとめてデータを取得して、分析に使用可能
システム構成