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社長メッセージ

長年培ってきた
開発力や運用力を活かし、
ネットワーク技術をベースに
引き続き優位性を
発揮してまいります。

代表取締役 社長執行役員(Co-CEO & COO)

勝 栄二郎

2024年12月

平素より格段のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社グループは、今期より、新中期計画「IIJグループ 中期計画 FY2024-FY2026」を開始し、「既存・コアビジネス領域の徹底的な強化」「次の成長に向けた新規領域への取り組み」「成長を支える事業基盤の強化」の3つを軸に展開しております。新中期計画の公表に併せて、その先にある絵姿として連結売上高5,000億円規模への伸長を含む中長期ビジョンも開示させて頂きました。

新中期計画初年度にあたる当上半期におきましては、自社開発を中心とした多様なネットワークサービスをシステムインテグレーションに組み込むサービスインテグレーションモデルとの強みを発揮し、足元で需要が顕著な企業・官公庁等の新たな社内外ネットワーク網への更改等の案件が活況で、数十億円規模の大型案件を多数積み上げることが出来ました。当上半期の連結売上高は前年同期比14.7%増の1,470.2億円、営業利益は前年同期比2.5%減の117.8億円となり、計画通りに進展いたしました。VMware製品の価格体系改定により期初から費用増加影響が生じましたが、第2四半期の3ヶ月ではそれを吸収し増益に復調いたしました。人的資本の拡充にも継続注力しており、この上半期中に連結従業員数は5,000名を超える規模となりました。新規領域への取り組みでは、関連会社㈱ディーカレットDCPが2024年8月に国内初のデジタル通貨(DCJPY)の商用化を開始し、9月にはその持株会社である㈱ディーカレットホールディングスが複数の国内事業会社から約63.5億円の資本調達を実施し、事業拡大を目指しております。

企業や官公庁のネットワークは、クラウド・セキュリティ・リモートアクセス等のインターネット技術を取り込んだ多機能かつ安全なネットワーク・システムへと進化してきており、その流れのなか、当社グループの事業領域は益々拡大しております。当社グループが長年培ってきた信頼性・付加価値の高いネットワーク運用の力を最大の差別化要素として、今後も日本のネットワーク社会の進展を支え続けることで、社会全体の効率化に貢献し、企業成長してまいります。

今後とも引き続きご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げます。


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