決算説明会等での主な質疑応答内容

2024年6月27日：第32回定時株主総会

（※）主な質疑応答の要旨を記載しております。

【質問】今後の国際事業戦略について教えてください。

【回答】2024年3月期の国際事業売上高（※）は、前年同期比38.1%増の353億円となり、大幅に伸長いたしました。当社の国際事業は、主として、ネットワーク（NW）サービスやシステムインテグレーション（SI）を海外で事業展開している日系企業やASEAN地域の現地企業に現地パートナーとの合弁会社等を通じて提供しております。今後については、需要増加が見込まれるASEAN地域の現地企業向けの事業等に注力してまいります。

• （※）NWサービス及びSIの売上に内包

【質問】着実な事業成長と運営は安心材料ではありますが、現実的な目標設定から、保守的な会社という印象も受けます。

【回答】当社の社風を示すエピソードを２つご紹介いたします。中途採用者に入社後の当社の印象を尋ねると、非常に自由な社風の中で、自分がやりたい仕事に取り組める環境が整っているとの回答が多く得られます。また、創業30周年を迎えた際に、若手社員の有志メンバーが自主的に行動指針「私たちのバックボーン」を策定いたしました。この行動指針には、「チャレンジ」「好奇心」「情熱」「責任感」「尊重」とのキーワードが含まれており、新しいことに挑戦をする企業文化は、創業30年超経った今でも根強く残っていると自負しております。

【質問】今後の成長戦略について教えてください。

【回答】日本が本格的なNW社会に移行し始め、ICT利活用がより一層進展する中、当社は高品質で信頼性の高いインターネット接続サービスを提供できる数少ない事業者として、ますます重要な役割を果たすと考えております。今後も、高品質で信頼性の高いサービスの開発・提供やNW・システム構築・運用の提供等を通じて、着実に事業規模の拡大を目指してまいります。

【質問】世の中では政策保有株の削減が進んでいますが、IIJの対応状況について教えてください。

【回答】個別の事案については具体的にお答えできません。

【質問】「中長期ビジョン」で、連結売上高5,000億円との目標を開示されていますが、達成時期のイメージを教えてください。

【回答】前中期計画（2022年3月期～2024年3月期）期間では、売上高は約1.3倍の2,761億円となり、現中期計画（2025年3月期～2027年3月期）期間では、2027年3月期売上高は約1.4倍の3,800億円を目標としております。通過点としての売上高5,000億円達成は、次期中期計画期間において視野に入ると考えております。