(考え方編) 03
このメッセージから、友だちが笑っているか、
こまっているか、わかるかな?
(考え方編) 03
表情まではわからないよ。
誤解(ごかい)でケンカにならないように注意!
インターネットでメッセージをやりとりしていて、友だちとトラブルになってしまったことはない?会って話をする時は、表情やしぐさから、相手の気持ちを考えることができるよね。でも、文字だけの会話だと、相手がどう思っているのかうまく伝わってこない時もある。おたがい短い文章で話すから「同じことについて話しているつもりだったのに、実は食いちがっていた」なんてトラブルもあるかもしれないね。
なので、友だちとはできるだけ会って話をして、それでもちょっと話し足りないなって時に、インターネットで話すのがオススメ。ふだんからよく話していると、相手の性格が見えてくるから、文字だけの会話でもトラブルはへるかもしれないよ!
(考え方編) 03
保護者の方へ
インターネット上でメッセージをやりとりする時は、短文を投稿して会話をすることが多いため、言葉のニュアンスを読み違えて誤解が生じることがあります。文字のみのコミュニケーションは相手の表情や仕草が見えない分、どうしても伝わりにくい部分が出てきがちなのです。
また、日本語には曖昧な表現が多くあることも誤解を生む原因の一つです。例えば「うん、いいけど」という返答は、「全然構わないよ」なのか、「承諾はするが本心では嫌だと思っている」のか、「いつまでに返してほしいなどの条件がある」なのか、これだけでは伝わりません。
まして、子どもの場合は些細な誤解から、そのままケンカに発展してしまうこともあります。昔に比べ、インターネットを通して多人数とつき合う子どもが増えたということは、それだけトラブルが起こり得る状況も増えたと言えるでしょう。
一方、インターネットでの会話のメリットには、その場にいない人とも話ができることや、好きな時間に話ができること、話の内容が文字で残ることなどの他に、ゆっくり考えながら発言しやすいことが挙げられます。 発言前には一呼吸おき、発言しようとしている内容を自分で再確認する習慣を身につけて会話をするよう、子どもに促しましょう。直接会って話をする時にも、これは大切な習慣です。
また、文字でのコミュニケーションによるトラブルは、相手の性格をあらかじめ把握しておくことで避けられる部分も多々あります。
学校の友だちなど、直接会える人とは極力会って話をし、お互いを理解しあえた上で、足りない部分を文字のコミュニケーションで埋めるのが理想的な使い方だと私たちは考えています。