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IIJ.news Vol.170 June 2022
今回は、企業の DX 推進について調査した結果をお知らせします。
(実施期間:2021年8月25日~9月6日/有効回答数:868件)
全体の約40%が「DX に積極的に取り組んでいる」と回答。なかでも「金融」、「運輸サービス」といった業種に積極的な企業が多いことがわかった。
DX 担当役員を置いている企業は約40%、DX 担当部署のある企業は約48%と、半数近い企業が「DX 担当」を設けていることがわかった。
「DX 戦略が明確化されている」と答えた企業は約20%で、その内訳を見てみると、DX 担当役員が存在する企業では、そうでない企業に比べて、戦略が明確化されている割合が高いことがわかった。
「既存の業務プロセスのデジタル化」や「業務環境のオンライン化」は、多くの企業が「できている」と回答する一方、「新規ビジネスの創出」や「ビジネスモデル変革」については、課題として認識しているが、進展していない企業が多いことがわかった。
イノベーション的 DX 実践企業とは、以下の項目の3つ以上に関して「実施済・実施中」と回答した企業とする。
① 新しいビジネスモデルの創出 ② 既存ビジネスモデルの変革 ③ 顧客接点のデジタル化 ④ DX 人材の採用 ⑤ システム開発の内製化
今回のアンケート調査で「イノベーション的 DX 実践企業」に該当したのは全体の約20%にとどまり、「小売」、「中間流通」、「広告・情報通信サービス」といった業種が上位を占めた。
「イノベーション的 DX 実践企業」では、フリーアドレス、社内リクルート、リファラル採用、部署兼任、兼業・副業、自由な服装の採用率が、その他の企業に比べて高いことがわかった。
今回は、企業の DX 推進に関するアンケート調査結果をお届けしました。
特設サイト「法人 IT 調査レポート」では、本稿で取り上げた項目以外にも DX に関して実際に成果が上がっている取り組みや、DX 実現にあたっての課題・ハードルなど、具体的な声を紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。
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