ページの先頭です
IIJ.news Vol.178 October 2023
DXの実現に際して、人材育成と適正配置が重要であることは言うまでもない。
しかし、当該部署のマネージャーは、こうした判断を“感覚”に頼っていた。
ここでは、そうした因習に変革をもたらす「IIJ DX人材アセスメントソリューション」を紹介する。
IIJ プロフェッショナルサービス第一本部コンサルティング部 副部長
中津 智史
デジタルトランスフォーメーション(DX)の成否に関しては、人材の適正配置と育成が大きなウエイトを占めます。
これまでDXに取り組むマネジャーは、ITスキルや個人のユニークな特性の重要性を感覚的に理解していましたが、こうした感覚は具体的な数値やデータで示すことができないため、人材配置や育成計画の妥当性を客観的に評価することはむずかしい状況でした。
これらのスキルや特性は、人材選考や配置の際にも考慮されてきましたが、主観的な評価や経験に依存している部分があり――
こういった要素は定量的に評価できないため、明確な判断を下すことが困難でした。そこで、この課題を克服するために、我々は定量的なアセスメントツール「Digitalection(デジタレクション)」を開発しました。このツールは、20分程度で受検可能な簡易WEBテストの結果から「DXに取り組む役割への適性」や「育成による伸びしろ」をAIを用いて分析・定量評価するDigitalectionエンジンと、その評価をBIツールを用いて可視化するDigitalectionレポートから構成されます。
我々は「Digitalectionエンジン・レポート」を通じて、各人のスキルや特性・伸びしろを定量的に評価して、その情報をもとに適切なポジショニングや育成計画を提案し、人材不足の解消を促す「IIJ DX人材アセスメントソリューション」の提供を開始しました。
本ソリューションは、以下のようなシチュエーションにおいて人材配置から育成までの計画立案をサポートします。
本ソリューションは、感覚的な理解だけでなく、客観的なデータにもとづく最適な人材戦略の構築に役立つため、人材の育成研修やDXプロジェクトの立ち上げおよび強化に有効です。
本ソリューションを利用いただいた企業から以下のようなご意見をいただいています。
また、人材開発を専門とする企業からは、単なる知識に閉じない実践型の育成・教育計画に資する、という評価をいただいています。
適正な人材配置と継続的な育成は組織の成功に欠かせません。定量的な評価基準を導入し、個々の特性を考慮した育成アプローチをとることで、最適な人材配置と成長を実現できます。そのお手伝いができることを楽しみにしていますので、どうぞお気軽にご相談ください。
ページの終わりです