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より大規模なM2M利用に適した帯域契約のサービス提供を開始
2014年5月27日
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、ワイヤレスM2M(Machine to Machine)専用のデータ通信サービス「IIJモバイルM2Mアクセスサービス」のラインナップを強化し、契約帯域に応じた定額型の「プランC」を2014年6月9日より開始するとともに、機能の拡充を行います。
IIJモバイルM2Mアクセスサービスは、M2M用途に特化した閉域網のアクセス回線として、M2Mデバイス用のSIMカードを提供するモバイルデータ通信サービスです。これまで本サービスでは、夜間のみ高速通信が可能な「プランA」と、低速で常時通信が可能な「プランB」の二つの従量料金プランを提供してきましたが、新たに、契約帯域幅に応じた定額型の「プランC」の提供を開始します。MVNOがM2M専用に提供するサービスで帯域提供のプランは国内初となります。
プランA、Bでは、回線数や回線ごとの通信量の増加に比例して費用は増加しますが、プランCでは契約帯域に応じて月額の費用が決まります。契約帯域内で複数回線の通信を効率的に集約することでコストパフォーマンスの向上を図ることができるため、大規模なM2M利用に最適な料金プランです。また、通信キャリアから帯域提供を受ける場合、最低10Mbpsの契約になりますが、プランCでは、1Mbpsからの契約が可能なため、M2Mビジネスをスモールスタートすることができます。
さらに、M2Mビジネス向け機能の拡充として、ゲートウェイのマルチテナント対応、およびAPI提供を行います。それぞれの概要は以下のとおりです。
従来、お客様システムと閉域接続するためには、接続するネットワークごとにゲートウェイを設置する必要がありましたが、ゲートウェイ機器を仮想的に分割し、複数の利用者グループ(テナント)で共有することができるマルチテナントに対応します。テナントごとに異なるプラン(A、BまたはC)で契約することも可能です。
これにより、コスト削減と迅速な導入を実現するとともに、複数のエンドユーザにサービス提供するなど、柔軟なM2Mビジネスを展開したい再販パートナー企業のニーズにお応えします。
契約および回線の情報を取得するAPI(Application Programming Interface)を提供開始します。APIを利用することでお客様のシステムとの連携が容易になり、回線ごとのパケット利用量・SMS送信数の参照や、回線の利用停止・再開をより柔軟に行えるようになります。
また、今後は、多数のM2Mデバイスに対して一斉にSMSをプッシュ通知する「IIJ SMSプッシュサービス」にもAPIを追加する予定です。
なお、本サービスは、2014年5月28日(水)から東京ビッグサイトで開催される「ワイヤレスジャパン2014」のIIJブース内でもご紹介いたします。
IIJでは今後も、お客様のニーズに即したサービスの拡充に取り組んでまいります。
プラン | プランC |
---|---|
通信可能な時間帯 | 24時間 |
通信速度 | 下り最大 150Mbps 上り最大 50Mbps (端末のスペック、契約帯域により変動) |
初期費用 | 1契約あたり30,000円 |
登録手数料 | 1回線あたり3,000円 |
月額基本料 | 1回線あたり200円/月 (SMS利用の場合、340円) |
帯域費用 | 1Mbpsあたり300,000円/月 |
最低利用期間 | なし |
提供モジュール | 標準SIM、マイクロSIM、nanoSIM |
プラン | プランA | プランB |
---|---|---|
通信可能な時間帯 | 22時~翌日6時 | 24時間 |
通信速度 | 下り最大 150Mbps 上り最大 50Mbps (端末のスペックにより変動) |
上り下り最大 200kbps |
初期費用 | 1契約あたり30,000円 | |
登録手数料 | 1回線あたり3,000円 | |
月額基本料 | 1回線あたり300円/月 (SMS利用の場合、440円) |
1回線あたり460円/月 (SMS利用の場合、600円) |
従量部分 | 月間の総通信量が30MBを超えた場合、 0.01円/128バイトの従量課金(※1) |
|
最低利用期間 | なし | |
提供モジュール | 標準SIM、マイクロSIM、nanoSIM |
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
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