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スマートメーターとBルート接続するゲートウェイ機器、端末集中管理システム、メーターデータ管理システムをワンストップで提供
2016年3月30日
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、電力小売事業者やスマートメーターを活用したサービスを提供する企業向けに、Bルート(※1)の活用に必要なシステム基盤をワンストップで提供する「IIJスマートメーターBルート活用サービス」を、2016年4月1日より正式に提供開始いたします。
IIJでは、本サービスの正式提供に先行して2015年6月16日より、トライアル環境を提供しています。約30社のトライアル利用を通じて機能改善・強化を行い、正式サービスでは、新たに売電量を把握するための逆方向定時積算電力量や瞬時電流値のデータ取得に対応し、太陽光等再生可能エネルギー発電ビジネスでの活用も可能となりました。また、端末の接続状況を詳細に確認するため、スマートメーターの無線電波強度や取得データの欠損率を管理画面に表示する機能等を追加し、利便性強化を図っています。
電力会社(一般電気事業者)が低圧需要家(家庭、店舗、事業所等の小規模施設)向けに設置を進めているスマートメーターには、一般電気事業者と接続するAルートのほかに、宅内のHEMS(※2)機器と接続するBルートがあります。本サービスでは、Bルートに接続するゲートウェイ機器、端末の集中管理システム、およびスマートメーターから取得したデータを蓄積管理するクラウドシステム「PMS(Power Metering System)」をワンストップで提供します。
スマートメーターのデータをBルート経由で取得し、クラウドシステム「PMS」と通信を行う自社開発のサービスアダプタ製品です。EMS(Energy Management System)コントローラを内蔵し、無線LANにも対応したルータ型のSA-W1と、Bルートデータ取得に特化したアダプタ型のSA-M0を用意しています。
IIJ独自開発技術のSACM(Service Adapter Control Manager)を活用することで、Bルート認証情報の設定や状態監視など各種作業を遠隔で行うことできるため、現地作業者による端末の設置・設定業務などの負荷を大幅に低減できます。さらに、メーターデータ管理システムの機能として、需要家ごとの取得データの確認や全需要家の横断的なデータ確認が可能です。また、収集したデータを活用するためにREST APIでのサーバ間連携機能を標準提供します。
本サービス提供開始にともない、新たに追加した機能は以下のとおりです。
個別見積
2016年度に50社の受注を目指します。
2016年度中に、高圧需要家(工場、ビル等の大規模施設)向けスマートメーターBルートに対応し、リアルタイムで使用電力値を表示するデマンド管理機能を追加していく予定です。また、トライアル環境は、本サービスの有用性や実用性を事前に検証する目的で、今後もご利用いただけます。
IIJでは、今後もBルートを活用した新たなビジネスを支援するサービス拡充に努めてまいります。
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
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