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2017年7月11日
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、自社開発の企業向けルータ「SEIL(ザイル)」シリーズの出荷台数が2017年4月に、累計10万台を突破したことをお知らせいたします。
SEILシリーズは、IIJがISPとしてのノウハウを元にネットワークサービスに最適な機能を求め自社開発した企業向けルータで、拠点間VPNやリモートアクセス、ファイアウォールなど、様々な用途に利用されています。 提供を開始した1998年から現在に至るまで、インターネット環境やお客様ニーズの変化に対応し、様々なネットワーク製品・機能を開発してきました。そして今年8月に迎える発売20年目に先立ち、累計出荷台数が10万台を突破しました。
SEILシリーズが多くのお客様に採用された主たる要因として、2003年から提供を開始したSEILの自動接続・一元管理システム「SMF」(※1)の技術導入が挙げられます。SMFは、SEILに通信ケーブルを接続し電源を入れるだけで、ネットワークを経由し自動的に設定を割り当てる「ゼロコンフィグレーション」や、ネットワークの設定・管理・保守を一元的に管理する「サービスコントロール」を実現しています。これにより、機器の現地設置や疎通確認作業といった手間やコストを大幅に削減し、ネットワークサービスの販売拡大の原動力となりました。
また2011年には、SMFの技術を他のサービス事業者向けにOEM提供するための基盤として、SACM(※2)を開始しました。専用サービスアダプタである「SA-W1」の開発とともに、VPNや帯域制御など、お客様が利用する機能に対して課金する新しいビジネスモデルにより、SEILシリーズおよびSA-W1、SA-W2の出荷台数が大きく拡大しました。
さらにクラウド時代を見据え、VMwareやKVM(※3)上で動作するx86ベースの高機能ソフトウェアルータ「SEIL/x86」を開発、提供開始しました。「IIJ GIO(ジオ)サービス」(2009年開始)等のクラウド上にルータを構築することができ、仮想マシンを追加して性能を柔軟にスケールさせることが可能になりました。こうしたSEILシリーズやSMFの技術は、SDN(※4)/NFV(※5)を利用した「IIJ Omnibus(オムニバス)サービス」(2015年開始)や、電力小売事業者や再生可能エネルギー発電事業者に提供している「IIJスマートメーターBルート活用サービス」(2016年開始)、ネットワーク・クラウド・デバイス管理を統合した新型IoTプラットフォーム「IIJ IoTサービス」(2016年開始)の基盤技術として活用されています。
今後、SEILシリーズは、SMFの優位性を生かし、SDNやIoTを支えるネットワーク基盤を中心として、活用シーンをますます広げてまいります。
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
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