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マルウェア感染を狙った、マクロを悪用したファイル添付による攻撃に対応
2018年9月6日
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、クラウド型の統合メールセキュリティサービス「IIJセキュアMXサービス」の機能を拡充し、メールに添付されたマクロを含むファイルを検知し、お客様の設定によりマクロの除去や添付ファイル自体の削除を行うことでマルウェアの感染リスクに対処する「マクロ除去フィルタ」を2018年9月8日から提供開始いたします。
近年、Microsoft Officeなどのマクロ機能(※)を悪用したファイル添付により、マルウェアに感染させる攻撃が増加傾向にあります。この攻撃では、受信した添付ファイル内のマクロが実行されることにより、別のマルウェアがダウンロードされ、パソコンに保存された機密情報が窃取される被害が生じます。マクロが含まれたファイルは、このようにマルウェア感染のリスクをはらんでいる可能性があり、その取り扱いには細心の注意が必要となります。
IIJセキュアMXサービスでは、送受信における様々なフィルタを提供(提供フィルタ一覧 参照)しており、これらによる多重チェックを行なうことで、あらゆる脅威への対策が可能です。このたび、新たにマクロを含んだファイルを検出する「マクロ除去フィルタ」機能を追加することで、管理者は受信者へのメールに対し、添付ファイルのマクロの除去や注意喚起のタグ付けなど、自社のポリシーに合わせた対策が可能となります。また、本フィルタは基本機能での提供であるため、追加の費用は発生せず、設定を完了すればすぐに利用を開始できます。
ご提供する機能と対象ファイルは、以下のとおりです。
IIJは今後も、「安全をあたりまえに」をコンセプトとするセキュリティ事業ブランド「wizSafe(ウィズセーフ)」の下に、お客様が脅威を意識せず、インターネットを安全に利用できる社会の実現を目指してまいります。
ウイルスフィルタ | ウイルス判定エンジンによりウイルスが検知されたメールに対し、処理を設定できます。 |
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迷惑メールフィルタ | 迷惑メール判定エンジンにより迷惑メールと判定されたメールに対し、処理を設定できます。 |
アドレスフィルタ | 管理者が、特定の差出人メールアドレスから届いたメール、または特定の宛先メールアドレスに送信されたメールに対し、処理を設定できます。 |
ユーザフィルタ | ユーザが、特定の差出人メールアドレスから届いたメールに対し、処理を設定できます。 |
IPアドレスフィルタ | 特定のIPアドレスから送信されたメールに対し、処理を設定できます。 |
添付ファイルフィルタ | ファイルが添付されたメールに対する処理を、添付ファイルのファイルタイプやファイル名を条件として設定できます。 |
キーワードフィルタ | メールのヘッダまたは本文に含まれるキーワードにもとづいて、メールに対する処理を設定できます。 |
サイズフィルタ | メール全体のサイズが指定値以上のメールに対し、処理を設定できます。 |
送信ドメイン認証フィルタ | 送信ドメイン認証に成功・失敗したメールに対し、処理を設定できます。 |
DMARCチェックフィルタ | DMARC認証に失敗したメールに対し、処理を設定できます。 |
バックスキャッターフィルタ | 差出人詐称により発生したエラーメールを破棄できます。 |
マクロ除去フィルタ(新規追加) | マクロを含むファイルが添付されたメールに対し、処理を設定できます。 |
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
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