ページの先頭です
敷地面積約4万m²、受電容量50MWのフラッグシップデータセンターが始動
2019年4月10日
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、千葉県白井市に建設していた新しいデータセンター「白井データセンターキャンパス(以下白井DCC)」が完成し、2019年5月1日より稼働開始することをお知らせいたします。
白井DCCは、需要に応じて柔軟かつ安価に設備を構築することを可能とするシステムモジュール型工法(※)を取り入れ、IIJが2011年に開設した松江データセンターパークで培ったエネルギー効率化技術や運用経験を生かし、運用コスト削減と運用効率の最大化を実現する、最新のデータセンターとなります。外気冷却等の省エネ型設備を採用したことにより、「環境省平成30年度業務用施設等におけるネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)化・省CO2促進事業(次世代省CO2 型データセンター確立・普及促進事業)」に採択されました。また、IT人材不足や働き方改革に対応するために、ロボットによるデータセンター運用の無人化・自動化に取り組んでまいります。
5G、IoT、AIによりデジタルデータは今後爆発的に増大し、その稼働基盤としてクラウドサービスへの需要拡大が見込まれており、IIJにおいてもサービス運用で取り扱うデジタルデータやサーバ設備が増加し続けています。白井DCCは、IIJが点在する自社サービスの集約拠点として活用するほか、エンタープライズ、データセンター事業者向けにハウジングサービスやコロケーションサービス等を提供してまいります。
敷地面積 | 約40,000m² | 設備収容 | 6,000ラック |
---|---|---|---|
最大延床面積 | 約80,000m² | 最大受電容量 | 50MW(メガワット) |
データセンターの消費電力の大きな割合を占める空調設備の消費電力を削減するため、「外気冷却空調方式」を採用しています。また、設備室内の壁面に設置した空調ファンからサーバへ冷気を吹き出すことで、従来の床吹き出し型より効率的に空調搬送できる空調システムを採用するなど、電力利用効率の最適化を最大限に図っています。また、さらに効率を高めるため、AIによる、空調・ITの一体的制御を導入します。
IT人材不足や労働環境の改善、並びに、競争力向上のための運用コスト低減に対応するため、ロボットによる運用実証を以下の通り実施します。
パートナー | ALSOK | 株式会社IIJエンジニアリング |
---|---|---|
概要 | フィジカルロボット(REBORG-Z)により、来訪者のアテンド、屋内外の巡回業務等の無人化を実証 | ソフトロボット(RBA/RPA自動化基盤)により、入館申請業務、障害発生時の復旧対応等のITオペレーション業務の自動化を実証 |
システムモジュール型工法を採用することで、着工から8ヵ月間の短工期、建築コスト削減を実現しました。お客様が使用する面積・電気容量の規模に応じて、分割ラック、ラック単位、サービスプロバイダー向け専用設計まで対応可能です。データセンターと外部を接続する回線の敷地外からの入線ルートは、異経路3ルートを配備し、利用可能な通信キャリアに制限のないキャリアフリーに対応しています。また、天井高4.8mのサーバールームには、2m70cmまでのトールラックを設置し、収容効率を高めることができます。
「IIJ、新技術を採用したシステムモジュール型データセンター『白井データセンターキャンパス』を建設」
https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2018/0206.html
白井DCCは、ファシリティの提供だけではなく、顧客への付加価値を高めるため、各種クラウドサービス、近郊データセンター、IX(インターネット相互接続点)等と接続するネットワークHUB構想のもと、ネットワークを拡充していく予定です。
IIJでは今後も、高品質なデータセンターファシリティと多彩なネットワーク付加価値サービスで、国内外において安定したインフラ基盤を提供してまいります。
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
プレスリリースのメール配信(報道関係者向け)について
プレスリリース公開時にメール配信を行っています。ご希望の方は以下のフォームよりお申し込みください。
取材のお申し込みについて
取材のお申し込み/お問い合わせは、広報部にお電話またはメールでご連絡いただくか、以下のフォームよりお申し込みください。
法人サービス 企業情報
ページの終わりです