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IoT関連技術を導入し、水稲、ほうれん草栽培における生産コスト低減の実証事業を支援
2020年11月2日
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎)は、農林水産省「令和2年度スマート農業技術の開発・実証プロジェクト及びスマート農業加速化実証プロジェクト」(事業主体:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)において採択された岐阜県内のスマート農業推進実証プロジェクト2件に参画いたします。1件目は下呂市(棚田地域)の水稲栽培における新サービスを活用したスマート農業技術導入モデル、2件目は高山市の夏ほうれんそう栽培における産地全体でスマート農業に取り組むモデルを実証するプロジェクトで、IIJはIoT関連のセンサー技術、無線通信技術を提供いたします。
IIJは、自社のネットワーク、クラウド、セキュリティサービスを活用し、主に産業、農業、ホーム・見守り、エネルギーの分野において様々なIoTサービスやソリューションを提供しています。特に農業分野では、静岡県で実施した3年間のスマート農業に関する実証事業(※1)をとおして得られたLoRaWAN®(※2)をはじめとする技術的ノウハウを活かして、水田用水管理センサーの販売や、センシングデータを活用した水管理作業のさらなる省力化に向けた研究開発を進めています。今回の岐阜県のスマート農業推進実証プロジェクトは、IIJが培ってきた農業IoTの知見が十分に活かせると考え、コンソーシアムに参画したもので、IIJは本実証プロジェクトを通じて、スマート農業の推進を積極的に支援してまいります。
実証課題名 | 「棚田地域における安定的な営農継続のための先端機械・機器低コスト共同利用モデルの実証」 |
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品目 | 水稲 |
事業主体 | 「先端機械・機器低コスト共同利用モデル実証コンソーシアム」 |
構成員 | 岐阜県、下呂市、飛騨農業協同組合、(株)インターネットイニシアティブ、JA三井リース(株)、ソフトバンク(株)、(株)東海近畿クボタ、(同)いちごいちえ総合経営プランニング、(一社)全国農業改良普及支援協会、(有)すがたらいす、(株)佐古牧場、(一社)岐阜県農業会議 |
実施地域 | 岐阜県下呂市金山町 |
目的 |
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プロジェクト内容とIIJの担当課題 | センサーや無線通信基地局の導入コストや運用コストを低減させるため、無線通信基地局を地域で共同利用を図り、併せて水管理労力の省力化及び米の品質を高めるための水田センサーを導入します。IIJは水田の水位と水温を測定しアプリでデータを取得・管理できる水田センサーと、複数メーカーのセンサー情報を収集してクラウドに送信するためのLoRaWAN®通信サービスを提供し、中山間地域に適した水管理システムモデルを確立します。 |
実証課題名 | 「中山間地域の夏ほうれんそうにおける産地全体で取り組むシェアリング・新たな通信サービスモデルの実証」 |
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品目 | ほうれんそう |
事業主体 | 「夏ほうれんそう産地まるごとスマート農業化実証コンソーシアム」 |
構成員 | 高山市、岐阜県、NPO法人東海地域生物系先端技術研究会、(株)インターネットイニシアティブ、(株)インフォファーム、フューチャアグリ(株)、(株)東海近畿クボタ、飛騨農業協同組合、飛騨蔬菜出荷組合ほうれんそう部会若菜会 |
実施地域 | 岐阜県高山市全域 |
目的 |
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プロジェクト内容とIIJの担当課題 | IoT向け無線通信規格LoRaWAN®に対応した複数メーカーのセンサーを導入してデータを収集します。その際産地の複数農家が無線基地局を共同利用します。 IIJはこのLoRaWAN®通信サービスを提供し、産地全体でスマート農業に取り組むことができる仕組みづくり(無線通信基地局の共同利用モデルの構築)を支援します。 |
IIJでは今後とも、あらゆるものを「つなぐ」ために必要な要素技術の開発を進め、積極的に日本のスマート農業プロジェクトに参画してまいります。
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
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