白井データセンターキャンパスにおいて「IIJデータセンターカメラ中継オプション」を提供開始 | IIJについて

お客様のラック状況を可視化するリモートアイズ機能により、現地対応作業の負荷を軽減-

2021年3月29日
株式会社インターネットイニシアティブ

当社は、白井データセンターキャンパス（千葉県白井市、以下白井DCC）のオペレーションサービスメニューを拡充し、サーバラックのリアルタイム映像または画像を提供する「IIJデータセンターカメラ中継オプション」を本日より開始いたします。本オプションにより、お客様のIT機器が収容されたラック状況を可視化するリモートアイズ機能を提供し、オペレータによるリモートハンズオペレーション（作業代行）のサービスを組み合わせることで、お客様の現地対応作業を軽減します。ウィズコロナ時代の働き方の変化により、今後増加が見込まれるリモート業務の拡大にも対応いたします。

背景

今後IoTや5Gの本格普及によりデジタルデータの爆発的な増大が予想され、その稼働基盤としてデータセンターの需要が高まっています。IIJは、2019年に最大受電容量50MWの受電設備を備えた白井DCCを開設し、自社サービス設備に加え、法人のお客様やITサービス事業者向けにハウジングサービスやコロケーションサービスを提供し、サーバやネットワーク機器などの多くのお客様IT設備を収容しています。

お客様は、堅牢なセキュリティと信頼性の高い設備を備えたデータセンターの利用により、IT機器を安全かつ効率的に運用できる一方で、お客様拠点から物理的な距離があるため、システムの構成変更や資産管理で発生する現地作業をできるだけ軽減したいという要望があります。また、従来提供している電源ON/OFFやLED確認などの基本オペレーションに加えて、現地オペレーション業務の対応範囲を広げて欲しいというニーズがあります。実際、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、IIJのデータセンターへの入館者数は23％減少した一方で、オペレーション代行の依頼件数は24%増加しています（※）。

今後もこのような需要が継続して見込まれることから、IIJでは白井DCCにおいてサーバラックのリアルタイム映像や画像を確認できるオペレーションサービスの提供を開始し、リモートハンズオペレーションを組み合わせることで、お客様のIT基盤環境の効率的な維持・管理業務を支援いたします。

（※）2020年度4月～1月の前年同期比

利用イメージ

IIJデータセンターカメラ中継オプション<br />利用イメージ

特徴

お客様のラック現況や物品を可視化（リモートアイズ）

お客様は、ラック内部の様子を映像や画像を通してリモートで確認することができます。リアルタイムで現場の様子を見ながら、データセンターにいるオペレータに作業指示が行えます（リモートハンズオペレーション）。また、宅配物の確認や、資産の棚卸、物品検収などの代行作業も行うことが可能です。

オペレーション代行例：: 機器の設置・撤去・交換、ケーブル配線、ラベル取り付け、機器設定・試験、キャリア回線敷設作業の立ち会い、部材確認、資産確認、機器廃棄など

IT資産の維持管理にかかる業務を効率化

現地への移動回数や時間を削減し、維持管理業務にかかる負担を軽減することで、お客様は本来のコア業務にリソースを集中できます。また、大規模なIT基盤環境を運用するITサービス事業者にとっては、映像や画像データを他別拠点の維持管理部門やメーカー保守員と共有することで、作業連携も容易になります。

提供開始日

2021年3月29日

提供価格

個別見積もり

（※）IIJデータセンターサービスのオプションとして提供します。
同サービスについては https://www.iij.ad.jp/biz/dc/ をご覧ください。

IIJでは今後も、データセンターにおけるオペレーションサービスを拡充し、スマートグラスなどを用いた遠隔作業支援や、ローカル5G/IoTを利用したデバイス情報の収集・分析といった仕組みをデータセンターオペレーションに適用し、お客様が現地に行かずに現地以上の情報を得られるXR（Extended Reality）オペレーションを可能とするデータセンターサービスの提供に取り組んでまいります。

報道関係お問い合わせ先

株式会社インターネットイニシアティブ　広報部

〒102-0071　東京都千代田区富士見2-10-2　飯田橋グラン・ブルーム