動画配信サービス「IIJ Media Sphereサービス」においてライブ配信機能を強化し、新料金プランで提供開始

RTMPプロトコルを採用し、ライブ配信が使いやすい新プランを提供

2022年4月26日
株式会社インターネットイニシアティブ

当社は、配信に必要な機能をクラウドサービスとしてオールインワンで提供する動画配信サービス「IIJ Media Sphere（メディアスフィア）サービス」において、ライブ配信とオンデマンド（VOD）配信の双方に対応した新プランを新しい料金体系で本日から提供開始します。特に今回は、一般的なエンコーダ（映像データを動画ファイルに変換する装置）で採用されているRTMPプロトコルに対応することで安価なライブ配信が可能になり、社内向けに動画配信をしたい企業、イベントのスポットライブ配信やアーカイブのVOD配信を行うイベント会社や地方放送局などに、高品質、低コストでの動画配信の環境を提供いたします。

2020年11月に提供開始した本サービスは、動画配信プラットフォームとCDN（Content Delivery Network）の機能を備えており、お客様は動画ファイルやストリーミングファイルを配信システムへアップロードするだけで、配信フォーマットへのトランスコード（データ変換）から、エンドユーザへの配信までを一括で行うことができます。
従来のライブ配信機能は、主に放送局や大規模配信事業者向けに提供していたため、すべての機能を利用いただくには高機能なエンコーダが必要でしたが、今回の機能強化により、市販のエンコーダやソフトウェアエンコーダにも対応することで、手軽にライブ配信を行えるようにしました。これにより、「新しい働き方」への対応の一環で、社内向け配信などの動画活用ニーズが増えている一般企業のお客様の配信需要に幅広く対応します。
また、従来はライブ配信、VOD配信をそれぞれ別プランで選択する必要がありましたが、新料金プランでは一つのプランでライブ配信、VOD配信両方に対応いたします。
IIJでは本サービスだけではなく、最適なネットワーク環境やセキュアなWeb環境など、配信に必要な環境を豊富なIIJサービスと組み合わせて提案することもできます。

IIJ Media Sphereサービス　新プランの特徴

RTMPプロトコルの採用で、安価なライブ配信が可能

従来は放送局などで使われるRTP（＋Pro-MPEG FEC）プロトコルで動作するエンコーダのみに対応していましたが、今回は市販のエンコーダやソフトウェアエンコーダで採用されているRTMPプロトコルにも対応したことで、一般企業のお客様でも安価にライブ配信をすることが可能になります。

VOD配信、ライブ配信に必要な機能をオールインワンで提供

配信システムやサーバ機器など自社で特別な設備を用意する必要なく、サービスを契約するだけでライブ配信、VOD配信を始められます。

HTMLタグを視聴ページに埋め込むだけで簡単に動画配信が可能

サービスにて発行されるHTMLタグを配信用Webページに埋め込むだけで、動画プレイヤーが生成され、映像を視聴できる状態になります。

新プランの提供価格（税別）

プラン		ベーシック	プレミアム
初期費用		80,000円	150,000円
月額費用		100,000円	200,000円
月額費用に含まれる内容	トランスコード時間	100時間まで（※）	200時間まで（※）
	ストレージ容量	2TBまで（※）	5TBまで（※）
	配信データ量	1TBまで（※）	10TBまで（※）
	LIVEチャンネル稼働時間	70時間まで（※）	150時間まで（※）
上記を超過した場合の単価	トランスコード時間超過単価	150円/時間	400円/時間
	ストレージ容量超過単価	7円/GB	7円/GB
	配信データ量超過単価	8円/GB	7円/GB
	LIVEチャンネル稼働時間超過単価	75円/時間	150円/時間