IIJ、海外向けゼロトラストネットワークアクセスサービス「Safous」をオンラインで販売開始 | IIJについて

国や地域を選ばず、最短30分で脆弱性対策を導入可能

2022年4月28日
株式会社インターネットイニシアティブ

当社は、昨年リリースした海外向けゼロトラストネットワークアクセス（ZTNA（※））サービス「Safous（セーファス）」を、本日よりオンラインで販売開始いたします。これまでIIJグループの海外拠点（米国、中国、インドネシア、タイ、ベトナム）および、国内拠点を中心に販売していましたが、オンライン販売チャネルの追加により、国や地域を選ばずサービスの申し込みが可能になり、お客様は必要なプランとオプションをWebサイトで選択するだけで、最短30分でSafousを利用開始できます。

（※）ZTNA：社内アプリケーション等へのシームレスでセキュアなリモートアクセスを提供する、ゼロトラストを実現するソリューションの一種です。企業ネットワークの境界で認証する形ではなく、信頼できる仲介システムを経由し、アプリケーションへのアクセスがあるたびに認証が行われます。

本サービスは、事前に許可されたユーザ端末や IoT デバイスから、IIJ が設置したアクセスポイント（PoP：Point of Presence）を介し、強固な認証・認可の制御のもと、お客様社内やクラウド上にある業務アプリケーション等の社内情報リソースに安全に接続します。この構成をとることで外部から社内ネットワークへのアクセスを許可する必要がなくなり、企業ネットワークを狙った攻撃リスクを軽減できます。

背景

新型コロナウイルス感染症対策や働き方改革を受け、場所に捉われない働き方が国内外で浸透してきています。一方、企業においては、従来と同様の利便性を維持しながら、様々な場所からビジネスリソースをセキュアに利用できる環境構築が課題となっています。このようなニーズに対応するため、当社では昨年Safousをリリースいたしましたが、企業のサプライチェーンを狙ったサイバー攻撃などのセキュリティ上の脅威が増え続けており、特に海外拠点でのセキュリティ統制が容易でないグローバル企業では、安全で簡便に社外から社内リソースにアクセスができるサービスを、すぐにでも導入したいという需要が高まっています。このため、当社では国や地域を選ばず申し込みが可能で、すぐにサービス利用を開始できるオンライン販売チャネルを追加しました。

「Safous」オンライン販売の特徴

オンラインで契約手続きが完了するため、セキュリティ脅威への即時対応が求められる場合にもすぐに導入できます。専用Webサイトでプランを選択し、利用ユーザ・グループの登録、アクセスを許可する業務サービスの指定、認証方法などアクセスポリシーの設定をするだけで、最短30分でSafousの利用を開始できます。端末へのエージェントのインストールや、専用のインフラ基盤の用意も必要ありません。
またSafousは10アカウントから利用が可能で、オンライン販売に対応したことにより、「セキュリティ脅威への対策をユーザや対象業務に絞ってすぐに試したい」といった利用シーンでも活用できるようになります。

オンライン販売サイト

https://www.safous.com/pricing（英語のみ）

提供価格

プラン名	スタンダード	スタンダードプラス
アカウント費用（1ユーザあたり）	USD 9.99/月額	USD10.99/月額
アプリケーションゲートウェイ	USD 200/月額

（※）提供地域に関わらず、すべて米ドルでの提供となります。
（※）10アカウントからのご契約となります。

提供機能

	スタンダード	スタンダードプラス
多要素認証/シングルサインオン	〇	〇
外部アカウント連携（LDAP/MS AD/SAML/OpenID）	〇	〇
エージェントレス型アクセス（HTTP/HTTPS/RDP/SSH/SMB）	〇	〇
エージェント型アクセス（Any TCP/UDP ネットワークベース）	〇	〇
ログ保存（アクティビティログ/監査ログ）	〇	〇
操作内容の録画	×	〇
ス―パーバイザーコントロール	×	〇