2023年度IIJグループ入社式　社長挨拶（抜粋）

入社おめでとうございます。 今日は二つのことを申し上げたいと思います。

一つ目は、是非自分の仕事を好きになってほしいということです。皆さんはこれから社会人として、毎日8時間ぐらいはIIJとともに仕事をすることになります。リモートがあるとはいえ、通勤や昼食、仲間との交流など、睡眠時間を除いて一日の大半をIIJと共に過ごします。そうした時間を、拘束を受けながら賃金という対価の代わりに嫌々過ごすのと、「自分の仕事は面白い」と思って過ごすのとでは、これからの人生の過ごし方やキャリアに相当大きな差が生じるのではないかと思います。
仕事を好きになるためには、自分の仕事は自分が第一人者であると思うだけでなく、周りからもそう思われるようになってほしいと思います。どんな仕事にも面白いところはあると思いますので、深く勉強したり、周りとよく話し合ったり、自分なりの色々な創意工夫を施すことで、仕事は面白くなるのではないかと思います。
鈴木会長が言うように、この会社は1992年に創業した、日本で一番古く、世界でも二番目に古いインターネットサービスプロバイダーです。創業当初から鈴木会長は、「いずれすべてのものがインターネットに繋がっていき、すべてのものがインターネット上に構築される」ということを言っておりましたが、まさにそういう時代になってきたわけです。会社としてもこれからますます発展していくと思いますので、仕事をどんどん進め、是非仕事を好きになり、会社のことも好きになっていただきたいと思います。

二つ目は鈴木会長のあいさつにも重なりますが、皆さんはある意味ではコロナ時代の学生だったと思います。このなかの多くの人は大学入学時、まだコロナの影響がなかった時期に、対面での授業や仲間との交流ができたと思いますが、その後の授業や大学での活動はリモートが多かったのではないかと思います。リモートが悪いとは申し上げませんが、最近の研究等においても、例えば周りの学生と同じ場で互いの反応を感じとりながら授業を受けるなど、五感を使った勉強と、リモートだけでの勉強ではやはり大きく違ってくるのではないかと言われています。
今日は社会人生活の一日目ですが、これからできるだけ早くIIJに慣れてほしいと思っています。皆さんは周りの人が誰なのかも分からないですし、どの組織がどこにあるのかも知らないと思いますが、そういう意味での慣れが一番大事です。同時に、仲間と一緒にコミュニケーションをとる、色々な話をする、雑談をするということが大事なことであると思います。そうしたことを意識的に心掛けてください。互いに気兼ねなくコミュニケーションをとる企業文化があるという意味でも、IIJは良い会社だと思いますので早く馴染んでいただきたいと思います。

新人という貴重な期間を過ごし皆さんがどう変わっていくのか非常に楽しみです。一年経ったあとにまた皆さんにお会いした時、皆さんの顔は今日と違って自信に溢れた顔になっていると思います。また一年後の顔を是非拝見したいと思います。勉強しながら、是非社会人生活をエンジョイしてください。

以上