ページの先頭です
カバー取引での収益向上を支援、auカブコム証券が先行利用開始
2023年4月20日
株式会社インターネットイニシアティブ
当社は、FX事業者向けに提供している金融取引プラットフォーム「IIJ Raptorサービス」のサービスラインアップを拡充し、FXサービスで日々蓄積されるデータを集約し、可視化、解析することで、収益向上につながる施策を創出する「Raptorデータ解析ソリューション」を、本日より提供開始いたします。また、本ソリューションを、2012年より店頭FXサービスの基盤として「IIJ Raptorサービス」を利用いただいているauカブコム証券株式会社に先行して提供開始したことを、併せてお知らせいたします。
店頭FX事業者は、通常、顧客の取引が発生する際、為替変動リスクを回避するため、銀行や証券会社が参加するインターバンク市場に対して同様の取引(カバー取引)を行っていますが、指標発表や要人発言などによる相場急変時には、従来方式では十分にリスクを回避できないといった課題がありました。そこで当社は、蓄積した投資家の取引データやFX事業者自身の金融取引(ディーリング)のデータを可視化・解析し、最適なカバー取引を実現する「Raptorデータ解析ソリューション」を開発、提供することといたしました。本ソリューションを活用いただくことで、FX事業者は、ディーリングにおけるリスク回避・収益向上を期待でき、結果として得られた収益を投資家への還元に充てるなど、より一層競争力を向上させることができます。
Raptorデータ解析ソリューションでは、「ダッシュボード」「ディーリングシミュレーター」「アルゴリズムトレード」の3つのコンポーネントと、「解析レポート」による現状分析・施策提案を行うディーリングコンサルティングサービスを用意しています。
取引やディーリングにかかわるデータをリアルタイムで可視化し、ダッシュボードに表示します。
市場の状況や配信レート、カバーレートなどをリアルタイムで確認、比較することが可能です。
ダッシュボードイメージ
データ解析によって、考案した施策を適用した場合、収益にどういった影響を及ぼすのか、といった施策の検証に利用可能なシミュレーション環境を提供します。収益への影響を検証したうえで、本番環境に適用することができます。
過去の相場やディーリング取引における収益などといった取引データを学習し、アルゴリズムを用いて動的に設定を変化させ、最適なタイミングでカバー指示を出すことが可能です。
IIJのアナリストがダッシュボードやシミュレーターを活用したコンサルティングを実施し、結果を「解析レポート」としてまとめ、その後の施策提案を行います。
IIJでは、今後もIIJ Raptorサービスの安定運用と機能拡充を続けていくとともに、10年以上にわたる金融プラットフォームの構築、運用を通じて蓄積した知見を活かし、様々な領域でのサービス展開を進め、お客様の新たな金融ビジネス創出を支援してまいります。
IIJ Raptorサービスについて
IIJ Raptorサービスは、一つのプラットフォームで、店頭FX、店頭CFD、取引所FX(くりっく365)、取引所CFD(くりっく株365)、暗号資産取引に対応した取引システムをSaaS型で提供するIIJ独自開発のFXサービスです。並列メモリ処理技術を駆使した「コアエンジン」を中心に、ユーザビリティの高い「投資家向け機能」と高い管理機能を擁した「業務管理者向け機能」、収益を最大化させる「ディーリング機能」から構成されています。金融サービスに必要な機能をワンストップで提供できる統合プラットフォームを実現するとともに、それぞれの機能を自由に導入できる柔軟性の高いシステムです。
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
プレスリリースのメール配信(報道関係者向け)について
プレスリリース公開時にメール配信を行っています。ご希望の方は以下のフォームよりお申し込みください。
取材のお申し込みについて
取材のお申し込み/お問い合わせは、広報部にお電話またはメールでご連絡いただくか、以下のフォームよりお申し込みください。
法人サービス 導入事例
ページの終わりです