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IIJ、バックボーンネットワークの対外接続に400ギガビットイーサネットを導入

JPNAP東京との対外接続に、国内で初めて400ギガビットイーサネットを採用

2023年7月4日
株式会社インターネットイニシアティブ

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当社は、自社のバックボーンネットワークと外部組織のネットワークを接続する通信方式として、現在普及している100ギガビットイーサネットの4倍の情報を通信できる400ギガビットイーサネットを採用することとし、このほどインターネットマルチフィード株式会社が運用するアジア最大のインターネット接続拠点(IX(※1))である「JPNAP」と接続し、運用を開始いたしました。

  • (※1)インターネットエクスチェンジ(IX:Internet Exchange): ISP(Internet Services Provider)などのインターネット通信事業者が接続し、相互にトラフィックを交換するポイントです。JPNAPは、インターネットマルチフィード株式会社が提供するIXサービスです。

導入の背景

あらゆるものがインターネットに接続される現在、インターネット上を流れる通信量が急拡大しています。総務省の試算(※2)によれば、2021年11月から2022年11月の間に日本のインターネットトラフィックは23.7%増という急成長を遂げており、今後もこの傾向が続くと考えられます。

当社は、こうしたトラフィックの急増に応えるために、国内外の自社拠点を結ぶIIJバックボーンネットワークの増強・拡充を続けており、その一環として現在の100ギガビットイーサネットに加え400ギガビットイーサネットの利用を開始しています。

IIJバックボーンネットワークのイメージ

 IIJバックボーンネットワークのイメージ

一方、これらのトラフィックはIIJバックボーンネットワークを経由して外部の通信事業者やクラウド事業者に流れるものであるため、IIJバックボーンネットワークと外部組織との間の対外接続も強化する必要があります。しかし、400ギガビットイーサネットは、2017年に標準化された後、2019年以降複数の通信機器メーカーから400ギガビットインタフェースを実装した製品が登場して、組織内での採用実績はあるものの、別々のメーカーの機器間での接続実績が乏しいことなどから、これまで異なる組織間の対外接続には用いられていませんでした。

当社は、2022年4月にインターネットマルチフィード株式会社、NTTコミュニケーションズ株式会社と共同で「400ギガビットイーサネットを用いたIX相互接続実証実験(※3)」を実施するなど、異なる組織間での400ギガビットイーサネットを用いた対外接続についての実証実験を続け、商用環境での安定運用のための知見を積んでまいりました。

こうした実証実験の結果を踏まえ、当社はこのほど、IIJバックボーンネットワークと外部事業者であるインターネットマルチフィード株式会社のIXサービス、JPNAPとの対外接続に、国内では初めて400ギガビットイーサネットを正式導入し、運用を開始するに至ったものです。

IIJは今後も、すでに運用を開始したJPNAPとの接続を皮切りに、他組織とのネットワークにも順次400ギガビットイーサネットを導入し、さらなるインターネットトラフィックの拡大に備えてまいります。

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株式会社インターネットイニシアティブ 広報部

〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム

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