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IIJ、静岡県磐田市において、小学生・中学生向けにスマート農業の出前授業を実施

「ジュニアビレッジ」の参加者18名対象に、IoTセンサーを使った水田の水管理を紹介

2023年7月18日
株式会社インターネットイニシアティブ

PDF [457KB]

当社はこのたび、小中学生が農業ビジネスに挑戦するコミュニティスクール「ジュニアビレッジ(※1)」の浜松支部に協力し、「ジュニアビレッジ浜松」に参加する小中学生18名を対象に、当社が静岡県で実施しているスマート農業の取り組みを紹介する出前授業を、2023年7月16日に行いました。
参加者が農業現場におけるITの仕組みや活用方法について学ぶことを目的に、当日は、米作りにおける水田の水管理の課題や、IoTセンサーとスマホ・タブレットを使った水位と水温の測定方法などを、実測データを用いながら分かりやすく説明するとともに、当社のセンサーが導入されている水田を見学しました。

背景

当社は2017年に静岡県とともに、スマート農業技術に関する農林水産省の公募事業(※2)に参画したことをきっかけに、現在も、袋井市、磐田市の農家8戸と、合計約80haの水田において、水位と水温を測定するIoTセンサーと自動給水弁を導入し、水稲栽培における水管理の負担軽減を目指したIT利活用を進めています。このたびジュニアビレッジ浜松の要請をうけ、地元で取り組みが進むスマート農業事例に触れながら、子どもたちが農業におけるIT利活用の意義や可能性を学ぶことができる出前授業を行うことにいたしました。

授業概要

日時 2023年7月16日(日)11:00~13:00頃
対象 「ジュニアビレッジ」参加者 小学生・中学生 18名
授業内容
  • スマホやタブレットを使った米作りのお話し(場所:磐田市ヤマハスタジアム会議室)
    • 農家にとっての水田の水管理における課題
    • IoTセンサーを使ったそのほかの活用方法 など
  • 現場見学(場所:静岡県袋井市)
    • 地元の水田で導入されているセンサーの実物を見学

授業風景

会議室での授業風景

会議室での授業風景

圃場見学の様子

圃場見学の様子1

圃場見学の様子2

IIJでは今後とも、地域のスマート農業の取り組みがより一層普及・定着するよう、農家や農業法人等への支援のみならず、子どもたちの学ぶ機会の提供にも努めてまいります。

  • (※1)グローカルデザインスクール株式会社が主催する、地域活性化を目的に小中学生が農業ビジネスに挑戦するコミュニティです。地域で子どもたちが自発的に活動を進めていくために、様々なオリジナルコンテンツを各地で展開し、子どもたちの活動を支援しています。
  • (※2)農林水産省の平成28年度公募事業「革新的技術開発・緊急展開事業」で受託した「低コストで省力的な水管理を可能とする水田センサー 等の開発」の実証実験を、共同研究グループである「水田水管理ICT活用コンソーシアム」のメンバーとして、静岡県袋井市、磐田市にある約75haの圃場において、2017年度から2019年度まで実施いたしました。
報道関係お問い合わせ先

株式会社インターネットイニシアティブ 広報部

〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム

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