「IIJ統合運用管理サービス」の構成管理機能において、ネットワーク機器情報の自動収集機能を提供開始 | IIJについて

ハイブリッドクラウド環境下でサーバに加えてネットワーク機器のインベントリ情報を一元管理可能

2023年9月26日
株式会社インターネットイニシアティブ

当社は、オンプレミスからクラウドまで企業システムの監視・運用にかかる業務を自動化するSaaS型のサービス「IIJ統合運用管理サービス（UOM（※1））」において、従来のサーバ機器に加え、新たにルータやファイアウォールなど主要メーカー（※2）のネットワーク機器のインベントリ情報（IT資産情報）を自動収集する機能を追加し、本日より提供開始いたします。
UOMは、マルチクラウドとオンプレミスに分散するITシステムの監視・運用を一元的に管理できる「オペレーションのハブ」として、企業の情報システム部門で多くの利用実績があります。そのなかで、ITシステムのインベントリ情報を自動収集し一元管理する機能である「構成管理」に、新たに本機能を追加することにより、多拠点に展開されたネットワーク機器の一元管理、頻繁に発生する脆弱性への迅速な対応、保守情報管理による保守契約切れ防止などが可能になり、人手不足に悩む情報システム部門の業務効率向上と負荷軽減を図ることができます。

（※1）UOM： Unified Operation Managementの略称
（※2）対応ネットワーク機器メーカー： A10 Networks, Aruba Networks, Cisco Systems, F5, Fortinet, Juniper Networks, Palo Alto Networks （アルファベット順）。今後対応メーカーを拡大する予定です。

背景

昨今、業務によってクラウドサービスを使い分けるマルチクラウド利用が進む一方で、クラウド移行が難しい等の理由で、依然としてオンプレミスで運用が続けられるシステムも存在します。クラウドとオンプレミスを組み合わせた、いわゆるハイブリッドクラウド環境では、対象範囲が複数の環境に跨ることでITシステムの管理が複雑化、煩雑化するといった課題が生じます。ITシステムのうち、ネットワーク機器についても「100拠点に分散しているネットワーク機器を表計算ソフトで管理するには限界がある」、「頻繁に発生するネットワーク機器の脆弱性対応の際に、複数メーカーを利用しているため該当機器を探すのが大変である」などのお客様の声が寄せられており、今回の新機能の提供により、主要メーカーのネットワーク機器が管理対象に加わることで、お客様は構成管理オペレーションの更なる自動化、効率化が図れます。