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「定住自立圏構想」に基づいた切れ目のない在宅医療介護支援を実現、25年に箕輪町も参画予定
2024年8月1日
株式会社インターネットイニシアティブ
当社は、長野県伊那市と同県上伊那郡南箕輪村が、両市村で締結された「定住自立圏にもとづく在宅医療・介護連携推進事業の広域連携協定」にのっとり、在宅医療介護に関わる専門職の情報連携を推進する「IIJ電子@連絡帳サービス(以下、電子@連絡帳)(※1)」の広域連携を開始したことをお知らせいたします。
定住自立圏構想(※2)は、地方において住民が安心して暮らせる地域を各地に形成し、人口の定着を促進する政府による取り組みです。電子@連絡帳は、高齢者や児童福祉等の在宅医療介護に関わる専門職(医師、看護師、薬剤師、介護ヘルパー、ケアマネージャー等)が相互に情報連携するためのICTプラットフォームで、伊那市と南箕輪村は、すでにそれぞれで本プラットフォームを導入しています。今回の協定締結にもとづき両市村のシステム間の連携が可能になったことで、双方の専門職間でのコミュニケーションの強化および医療等地域資源の補完が進められ、行政区域を超えた切れ目のない利用者支援が可能になります。なお、隣接する上伊那郡箕輪町も2025年より電子@連絡帳の利用を開始し、広域連携の枠組みに参画する予定です。
伊那市と箕輪町、南箕輪村の3市町村は2016年1月7日に、政府の定住自立圏構想を踏まえて定住自立圏形成に関する協定を締結しました。従来、地域の中核病院である伊那中央病院を3市町村で共同運営するなど、医療・介護・福祉を協力して推進してきましたが、なかでも「在宅医療・介護連携推進事業の研究」を定住自立圏実現に向けた重要政策と位置づけ、ICTを用いて高齢者とその家族にとって最適な医療・介護を受けることが出来る地域づくりを進めてきました。
そうした地域づくりの一環として、伊那市では2021年4月から電子@連絡帳を導入し、「モバイルクリニック・いーな電子@連絡帳」として移動診療車によるオンライン診療や在宅医療・介護で活用が始まっていますが、この度2024年7月より南箕輪村でも「まっくん電子@連絡帳」として利用が開始され、両市村での電子@連絡帳の広域連携が実現しました。また箕輪町でも2025年4月より「箕輪町 電子@連絡帳(仮称)」として導入を計画しており、電子@連絡帳は三市町村に横展開される予定です。
電子@連絡帳の「広域連携」は、患者・家族にとって「切れ目のない医療・介護」を実現するため、近接する複数の市町村がシステム間連携する機能です。この「広域連携」機能を用いて、市町村の行政区域を超えた専門職による要支援者の情報共有や患者支援チームのグループ作成、掲示板やチャットを使ったコミュニケーションができます。
IIJでは今後とも、人口の減少や少子化・高齢化によるさまざまな地域課題の解決を支援すべく、地域のくらしを支える関係者間のプラットフォーム「IIJ電子@連絡帳サービス」の提供を推進してまいります。
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
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