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IIJ、PCの紛失・盗難・不正持ち出し時の情報漏えい対策サービス「IIJフレックスレジリエンスサービス」を提供開始

強力なデータ消去やセキュリティソフトの自動復活で、正常状態へのレジリエンス(回復性)を向上

2024年9月2日
株式会社インターネットイニシアティブ

PDF [600KB]

当社は、PCの紛失や盗難による情報漏えい対策として、クラウド型のデバイス管理サービス「IIJフレックスレジリエンスサービス」を本日より提供開始いたします。本サービスは、遠隔でのPCのロックや強力なデータ消去(ワイプ)に加え、IT資産状態の可視化、セキュリティソフトなどの自動復活機能を提供し、PCの紛失や盗難、不正な持ち出しが起こった場合の情報漏えいリスクを低減するとともに、IT資産が保護された状態への回復性を向上することができます。

テレワークが浸透し、業務用のPCを自宅で使用したり、出張先や店舗など社外で利用したりする機会が増えており、PCの紛失や盗難、不正な持ち出しによる情報漏えいへの対策の徹底が求められています。本サービスでは、万が一の事故発生時には遠隔でPCをロックしたり、強力なデータ消去によって復元ソフトなどを用いた悪意あるデータ復元を防ぐことが可能です。また対象端末の状態を監視し、ハードウェア、ソフトウェア、リース期限等の資産情報に加えて、暗号化状況や位置情報などを可視化し、セキュリティポリシーの適合状況の管理が可能です。さらに端末を保護するために常時作動が求められるセキュリティソフトがマルウェア感染などにより異常が生じた、あるいは削除されてしまった場合にも、自動で復活しIT資産が保護された状態への回復性を向上することができます。なお本サービスではAbsolute Software社が提供するAbsolute Secure Endpointを採用しています。

  • (※)本サービスの利用にあたっては管理対象となる端末へのエージェントインストールが必要になります。

サービスの特徴

PCのロックや強力なデータ消去により情報漏えいを防止

管理者の操作により遠隔からPCをロックできます。さらに国際標準のデータ消去規格であるNIST SP 800-88に準拠した強力なデータ消去方式により、対象端末のデータの復元や読み取りを不可能な状態にすることで情報漏えいを防ぎます。データ消去機能はPCを廃棄する際に使用し、データ消去証明書を取得することも可能です。

セキュリティソフトの自動復活

マルウェアの感染、あるいは意図的な操作によって不正にセキュリティソフトなどが削除された場合には、エージェントが異常を検知し、自動的に修復や再インストールを行います。さらに、状態を監視するエージェントが停止または消去された場合も自動で復活することができるため(※1)、IT資産の保護状態の監視を継続することが可能です。

  • (※1)Absolute PersistenceモジュールがBIOSファームウェアに組み込まれている端末では、OS再インストールレベルの操作でもエージェントが自動で復活する強力な自己修復機能を有効にできます。対応端末はこちらで確認できます。https://www.absolute.com/partners/device-compatibility/

「ジオフェンス」や「オフラインタイマー」など多彩な管理機能

ジオフェンス(位置情報)機能により、PCが指定された範囲から持ち出された場合にはアラート送信により検知することができます。また、オフラインタイマーを設定し、一定期間通信のないPCを自動的にロックすることで、紛失の可能性があるPCからの情報漏えいリスクを低減します。

提供機能および価格

プラン 提供機能 月額料金(税抜き)
Basic
  • IT資産可視化
  • デバイスロック
  • 遠隔データ消去
22,500円(50台)~
Standard
  • IT資産可視化
  • デバイスロック
  • 遠隔データ消去
  • アプリケーション自動復活
31,500円(50台)~ 
  • (※)初期費用は発生しません。最低利用ライセンス数は50ライセンスです。
  • (※)サポートOSは、Windows、macOS、ChromeOSです。

サービスイメージ

IIJフレックスレジリエンスサービス イメージ図

本サービスはゼロトラスト(※2)の考え方に基づき、端末のセキュリティポリシー適用を管理し、デバイスセキュリティを強化することで情報漏えいのリスクを最小化するものです。本サービスに加えて、同様にゼロトラストの考え方に基づいた通信制御・可視化によりネットワークセキュリティを強化する「IIJフレックスモビリティサービス/ZTNA」を利用することで、お客様はより一層安全な企業ITネットワーク環境を実現することができます。

  • (※2)ゼロトラスト:「社外は危険・社内は安全」という境界型防御の考え方と異なり、「すべて信頼できない」ことを前提に常に安全性を検証して対策を講じるセキュリティの考え方です。すべての資産の整合性とセキュリティ動作を監視、測定することに加え、セキュリティポリシーが遵守されているかどうか監視することが求められます。

IIJでは今後とも、付加価値の高いネットワークサービスを提供することで、お客様のビジネスをサポートしてまいります。

報道関係お問い合わせ先

株式会社インターネットイニシアティブ 広報部

〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム

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