クラウドサービスを導入したら
社内からクレームが多発!
働き方改革の推進などを背景に、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどのクラウドサービスを活用する企業が急増しています。
しかし、いざ使い始めたら「遅い!重い!」というクレームがユーザから多発するケースも。
「処理が遅い」「つながらない」が起こる理由
一般に、社内からのWebアクセスはプロキシサーバを経由します。通常、プロキシサーバで処理するのは、1回のWebアクセスにつき数セッションですが、例えばMicrosoft 365の場合は30~40セッションになることも。プロキシサーバが処理しきれなくなり、通常のWebアクセスにも影響を与えます。
通信遅延を解消するよくある方式
クラウドサービスへの通信負荷解消には代表的な4つの方式があります。それぞれの特徴と課題を見てみましょう。
その 1
プロキシ/回線の増強
プロキシサーバの増強や、インターネット回線の帯域拡張をすることで負荷に耐える方式。
課題
- コストが大幅増加。将来的なサービス拡充を想定したサイジングも困難。
その 2
proxy.pacによる除外
管理者がPACファイルを作成し、ユーザのPCに配付。ブラウザ側でクラウド通信を振り分ける方式。
課題
- 宛先のURL情報が不定期かつ頻繁に更新されるため、メンテナンスの負荷大。
その 3
負荷分散装置による振り分け
ロードバランサなどの負荷分散装置を設置。除外対象のURL情報を元にクラウド通信を振り分ける方式。
課題
- 機器の運用や宛先リストの更新負荷が大。加えてサイジングも困難。
その 4
インターネットブレイクアウト(ローカルブレイクアウト)
拠点のルータで、除外対象のアプリケーションをベースにクラウド通信を振り分ける方式。
課題
- ブレイクアウト先がフレッツ回線の場合、輻輳でネットワークが重くなり、クラウドサービスが快適に使えないことも。
【保存版】クラウドサービス通信負荷解消の4つの方式を詳しく比較!
-
通信負荷解消レポート
[PDF 17ページ]4つの方式の特徴が一目で分かる比較表を
掲載! -
クラウドプロキシ ガイドブック[PDF 30ページ]
Microsoft 365やGoogle Workspace
などへのトラフィックを最適経路に
振り分け!
URLで振り分ける場合には意外な「落とし穴」も!
クラウド通信をURLで振り分ける方式では、常に宛先リストの更新が必要です。
やっかいなのは、宛先情報の複雑さ。目的のクラウドサービス以外に、連携サービスの情報が含まれていることもあります。意図しないサイトが振り分けられないよう、注意が必要です。
Microsoft 365の宛先情報の例。
連携するSNSが含まれている
2019年11月25日時点の情報です。最新情報はMicrosoft公式サイトをご覧ください。
通信負荷解消の4つの方式
共通する課題は、運用負荷とコスト
運用負荷の課題
- 機器の運用管理
- 煩雑な宛先リストの更新
- 難しいサイジング
コストの課題
- 専用機器や回線のコスト
- 初期導入で跳ね上がるコスト
IIJのクラウドプロキシは
ここが違う!
「クラウド上で振り分ける」新発想で
運用&コストの課題を解決
IIJクラウドプロキシサービスは、クラウド上で通信を振り分け、既存のインターネット回線やプロキシサーバの負荷を軽減します。クラウドサービスだから、新たな機器も回線も不要。ユーザ数の増加にも柔軟に対応できます。
解決1
運用の負荷を解決!
宛先リストをIIJが自動更新。
煩雑な宛先リストの
更新業務から解放されます
主要なクラウドサービスの宛先情報を「宛先リストテンプレート」としてご提供。
IIJが定期的に宛先情報を確認し、更新があった場合には最新化してお客様へ通知します。宛先リストは、必要に応じてコントロールパネルから編集することもできます。
Microsoft 365の場合は
宛先をグループ化
Microsoft 365の宛先リストは、4つのフィルタグループに分類して提供します。
例えば、「Microsoft 365の通信は専用のインターネット接続などに振り分けて通したいが、連携SNSなどMicrosoft以外への通信は通したくない」場合には、「すべてのMicrosoft 365通信(非Microsoftを含まない)」グループを選択するだけで、容易に宛先をフィルタできます。
- すべてのMicrosoft 365通信(非Microsoftを含む)
- すべてのMicrosoft 365通信(非Microsoftを含まない)
- Microsoft 365通信(必須+ExpressRoute相当)
- Microsoft 365通信(ExpressRoute相当)
振り分けルールの設定も、
独自UIで楽々
IIJ独自のコントロールパネルは、分かりやすいUIで簡単に設定できます。
設定したルールはマウス操作で優先順位を入れ替えられ、ルールの反映や別リージョンへのコピーもワンクリック。URLを直接入力すれば、宛先リストテンプレートがないSaaSも振り分けることができます。
設定画面のイメージ
(クリックで拡大)
動画で設定手順を確認
解決2
コストの心配を解決!
クラウドサービス(SaaS)の業務活用は加速しています。利用ユーザや活用頻度が増えれば、ネットワークの負荷も増大の一途をたどるでしょう。
クラウド型のプロキシサービスなら、大きな初期投資も難しいサイジングも不要。必要な時には柔軟に拡張できるので、コストを最適化できます。
振り分け方式による比較
負荷分散装置による振り分け | インターネット ブレイクアウト |
IIJクラウドプロキシ サービス(クラウド型) |
|
---|---|---|---|
サイジング変更 | 拡大の場合は上位機種への入れ替えが必要 | 拡大の場合は上位機種への入れ替えが必要 | 拡大も縮小もリソース増減 の申し込みをするだけ |
導入コスト (初期費用) |
高 | 高 | 低 (126,000円~) |
ランニングコスト | 高 (運用にあたる人的コストが発生) |
高 (運用にあたる人的コストが発生) |
低 (運用はサービスにお任せ) |
サイジングのイメージ
【保存版】クラウドサービス通信負荷解消の4つの方式を詳しく比較!
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通信負荷解消レポート
[PDF 17ページ]4つの方式の特徴が一目で分かる比較表を
掲載! -
クラウドプロキシ ガイドブック[PDF 30ページ]
Microsoft 365やGoogle Workspace
などへのトラフィックを最適経路に
振り分け!
IIJなら
こんなネットワークのお悩みも解消
フレッツ輻輳による遅延
拠点からフレッツ回線で接続している場合、フレッツの輻輳がボトルネックとなるケースもあります。
網終端装置へのトラフィック集中によって起こる輻輳。WAN内の通信をIPv6ネットワークにすることで、網終端装置を経由せずに、快適な通信を実現します。
別途、IIJ Omnibusサービスをご契約ください。
Windows Update による影響
Windows 10への移行が進む中、Windows Updateのファイルサイズが巨大化し、ネットワークの負荷が懸念されます。
IIJなら、Active Directoryと併せてWSUSもクラウド化。ネットワークへの影響を減らして、効率的に更新ファイルを配信できます。
別途、IIJディレクトリサービス for Microsoftをご契約ください。
IIJクラウドプロキシサービスを導入したお客様の声
サービス導入前は、宛先アドレスを変更のたびにメンテナンスして、大変な手間がかかりました。導入後は、自動で更新されるようになったので、運用がラクになりました。
Microsoft 365を先行ユーザが使い始めたら、セッション数が思ったより多く、プロキシサーバの負荷が心配になっていました。サービス利用でその心配から解放され、全社展開も進められます。
オンプレの機器を購入する必要がなく、コストを抑えて導入できました。
また、機器の保守や運用もいらないので、トータルコストとしてもかなり抑えられました。
お客様の課題は何でしょうか?
遅延のない
クラウドサービスで
ビジネスを
円滑に進めませんか?
お客様に最適な構成をご提案します。
電話でのお問い合わせ
03-5205-4466
(土日祝日除く 9:30~12:00、13:00~17:30)