クラウド全盛期に突入し、新たな課題に直面する情報システム部門が増えています。
多種多様なクラウドサービス、複雑化する運用管理、広がる業務範囲。DXを加速させるために、クラウドを“どう使いこなす”のか ――。
そのヒントとして注目されているのが、クラウドベンダー各社が提供する「Cloud Adoption Framework(CAF)」です。
マルチクラウドMSP(マネージドサービスプロバイダ) であるIIJが、各社のCAFを紐解き、導き出したベストプラクティスとは?
本ホワイトペーパーで詳しくご紹介します。
様々な業務・部門でクラウド活用が広がることで、多様なクラウドサービスが混在するマルチクラウド化が進みます。情報システム部門には広範なスキルセットが求められ、負担も増していきます。闇雲にクラウドを採用しても、求めるビジネス成果を得ることは難しいのが現実です。
そこで注目されるのが、 Microsoft Azure、AWS、Google Cloudなど大手クラウドベンダーが発行する「Cloud Adoption Framework」(以下、CAF)です。CAFはクラウドを使いこなすためのガイダンス。各ベンダーの実績と経験に基づき、クラウドを戦略的・組織的に活用するための方法論を示してくれます。
CAFの記述粒度や分類はベンダーごとに異なりますが、共通するテーマがあります。「ビジネス戦略・計画」「構築・移行」「プラットフォーム」「ガバナンス」「オペレーション」「セキュリティ」「人・組織」の7つです。
CAFがカバーする領域は幅広く、すべてを理解するのは容易ではありません。マルチクラウドの導入・活用を支援するIIJでは、各社のCAFを研究し「CAFに網羅的に対応する必要はなく、ゴールの達成に必要な要素を組み合わせて活用する」という考え方をしています。
CAFを活用しクラウド移行を進めるうえで、特に重要なポイントが3つあります。
IIJは上のポイントを踏まえた3ステップの移行アプローチを提案します。また、ニュートラルな立場でお客様に寄り添い、その取り組みを支援します。
クラウド移行を段階的に進めていく過程で、新たな課題やリスクも生じてきます。クラウドごとにデプロイ方式が異なる、オンプレミスとマルチクラウドを統合した運用やID管理が必要、などです。その都度対応していると、統制が難しい上にコストも膨らんでしまいます。
そこでIIJが提唱するコンセプトが「クラウド活用ガードレール」です。ハイブリッド環境で懸念される課題やリスクに対応した機能を共通基盤として実装しています。様々な課題やリスクへの対応を効率化し、利用者と管理者を守る“ガードレール”として機能します。
更に「クラウド活用ガードレール」には、豊富なデザインパターンが用意されています。クラウド、セキュリティ、ネットワークなど、実績あるIIJのサービスやインテグレーションを組み合わせてベストプラクティスを体系化。お客様を素早く、安全に、ビジネスゴールの達成へ導きます。
IIJは独自の「クラウド活用ガードレール」と豊富なデザインパターンで、
お客様のビジネス戦略実現に向けた道のりをサポートします。
クラウド移行・活用に関することなら、どんなことでもご相談ください。