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2024年6月
株主の皆さまにおかれましては、平素より格段のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当連結会計年度は、当社グループの3ヵ年中期計画の最終年度でありました。この3ヵ年において、日本企業におけるITの利活用は、コロナ禍を契機に加速し、コロナ沈静後も強い需要が継続しております。そのような市場環境のなか、当期の当社グループの連結業績は、月額提供のネットワークサービス売上の積上げでの粗利率向上とシステムインテグレーションによる売上伸長等で、売上高は前中期計画最終年度から約1.3倍の2,761億円、営業利益は約2.0倍の290億円となり、営業利益率は3年前の6.7%から10.5%に向上しました。連結従業員数も3年間で約1.3倍の4,803名となりました。最近では、大型の社内外ネットワーク構築等の需要が活況で、当社グループがラインアップするネットワークサービスをシステムインテグレーションに組み込み提供する「サービスインテグレーション」との態様で複数年複合大型契約を多数獲得しており、事業成長を継続、加速してまいります。
今回、中長期で目指すべき通過点の姿として、連結売上高5,000億円規模への拡大を含む「中長期ビジョン」との絵姿を定め、開示させて頂きました。これに至る重要な道筋・プロセスとして、新中期計画「IIJグループ中期計画FY2024-FY2026」を策定しております。新中期計画は、サービスインテグレーション戦略を中心に既存コア領域の徹底強化、新規成長領域への取り組み、人的資本を中心とした事業基盤の強化を3本柱としており、2027年3月期の連結売上高3,800億円規模、営業利益460億円規模への伸長を目指してまいります。これらの実現を通じて、日本のネットワーク社会の更なる発展と当社グループの事業成長及び企業価値向上に尽力してまいります。
今後とも引き続きご愛顧とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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