多種多様なシステムが業務で活用される現在、不適切なID管理は、情報漏えいや内部不正のリスクを招きます。
誰に、どのシステムを、どんな権限で利用させるのか。不要なIDは存在しないか。複雑を極めるID管理を省力化し、ガバナンス(統制)を強化するサービスが注目されています。
日本企業特有の人事イベントでID管理が大変
入退社や年度をまたぐ組織改編、人事異動のたびに、深夜作業が発生している。手作業では限界。
管理対象システムの増加
クラウドサービスの広がりで対象システムが増え、アカウント管理や権限管理が煩雑に。
クラウドサービスを含む
IDの棚卸しが難しい
不正なアカウント作成、退職者のアカウント削除漏れ、不必要な権限の付与をチェックしきれない。
IIJ IDガバナンス管理サービスは、入社や異動、退職などの人事イベントを起点に、ID管理を自動化するサービスです。
従来のID管理サービスにはなかった時間軸の概念を導入。各種マスタ情報を過去・現在・未来の任意の地点から確認することができます。
人(社員、グループ社員、派遣社員、アルバイトなど)、組織(会社やプロジェクトなど)、アカウント情報を統合して一元化。
日本企業によくある兼務や出向などの人事イベントにも対応できます。
入社から退社まで、従業員のIDライフサイクルに応じて変化する情報を時系列で管理できます。
インシデントの発生時点に遡って確認したり、未来の日付で登録したアカウントの情報を確認したりできます。
IIJのデータ連携サービス「IIJクラウドデータプラットフォームサービス」を活用することで、源泉データの取り込みや、連携先サービスへのデータ連携を自動化できます。
プランによって料金は異なります。業務内容や管理対象ID数に応じてご提案します。詳細はお問い合わせください。
機能 | プラン | ||
---|---|---|---|
Basic | Standard | ||
基本機能 | ユーザ/組織/プロジェクトマスタの管理 | ||
時系列管理 | |||
業務アセットへのプロビジョニング処理 | |||
ID棚卸機能 | |||
対応業務 アセット先 |
汎用連携(SCIM v2) | ||
IIJ IDサービス/Microsoft Entra ID/ Google Workspace/Okta連携 |
|||
他APIによる連携 | |||
その他 付加機能 | APIインタフェース提供 | ||
API利用での条件抽出によるユーザCSV出力 | |||
マスタ管理 プラスオプション |
会社/事務所マスタ管理 | ||
IIJ IDガバナンス管理サービス内での権限委譲のカスタマイズ | |||
IIJ IDガバナンス管理サービス内での権限範囲の制御 | |||
WebUI上での条件抽出によるユーザCSV出力 |
サービスを熟知した専門スタッフが、お客様をサポートします。
はい、利用できます。複数の会社を扱う場合はマスタ管理プラスオプションが必要になります。
25ユーザからご利用いただけます。
Webサイトからの入力、CSVインポート、API によるCSVインポートの方法があります。
SCIMv2やREST APIで連携可能なクラウドサービス(SaaS)に連携できます。
連携するサービスに依存しますが、ID連携以外にもグループ、ロール、アプリケーションなどへの権限の付与/剥奪が可能です。
また、オンプレミスともCSV出力により連携できます。詳しくはお問い合わせください。
IIJ IDガバナンス管理サービスは認証機能を持っていないため、別途IIJ IDサービスが必要になります。
IIJ IDサービスの認証連携機能は無償でご利用いただけます。
なお、多要素認証や他サービスへのシングルサインオンなどをご希望の場合は、別途IIJ IDサービスの有償オプションが必要です。