2022年11月7日:2023年3月期 第2四半期 決算説明会(オンライン開催)
(※)主な質疑応答の要旨を記載しております。
- 【質問】2023年3月期上期は公表見通しを超過した結果となりましたが、通期見通しを据え置いた背景を教えてください。
- 【回答】例年、季節要因にて第4四半期の売上及び利益による通期業績への貢献(特にシステムインテグレーション)が大きくなる傾向がありますが、現時点では案件の積み上げ途中であり、また(株)NTTドコモの2022年3月期モバイルデータ接続料(帯域単価)も2022年12月末頃確定予定のため、通期見通しの変更はしておりません。
- 【質問】2022年3月期第4四半期(4Q21)及び2023年3月期第1四半期(1Q22)時獲得の複数年確定の大・中規模複合案件に係る2023年3月期下期売上計上は、第3四半期(3Q22)(3ヵ月間)約5億円、第4四半期(4Q22)(3ヵ月間)約7億円と見込まれていますが、2024年3月期第1四半期(1Q23)における売上見込みについて教えてください。
- 【回答】1Q23におけるこれら複合案件に係る売上規模は、4Q22の約7億円から若干増加するものと見込んでおります。なお、3Q22の約5億円、4Q22の約7億円との売上計上見込み額は現時点での概算であり、会計処理によっては一部一括売上計上される可能性もございます。
- 【質問】自社開発の新SASE(※)サービス「IIJセキュアアクセスサービス」の特徴、引き合い状況、今後の業績寄与等について教えてください。
- 【回答】「IIJセキュアアクセスサービス」は、日本国内でSASEサービスのご利用を検討されているお客様向けのサービスであり、Prisma Access等の海外SASEサービスよりも安価な価格設定をしております。既に受注案件もございますが、本サービスも当社の他サービス同様に1~2年に渡って受注を積み上げることにより徐々に業績に寄与していくものと想定しております。
(※)SASE(Secure Access Service Edge):従来の本社やデータセンターでの集中的セキュリティ統制に代えてクラウドサービスへの経路上でネットワーク制御とセキュリティ統制を行うことで、あらゆる環境からセキュアなアクセスが可能となるようシフトする考え方
- 【質問】2023年3月期第2四半期(2Q22)における大型複合案件の獲得状況について教えてください。
- 【回答】決算説明資料7ページ記載の通り、官公庁クラウド情報基盤刷新、大口法人情報ネットワークシステム基盤刷新、SASE複数年契約等の大口ネットワーク案件を獲得しております。単年契約案件もございますが、これら案件は年次にて更新がなされ、新たなネットワークサービスも順次追加されていくものと期待しております。
- 【質問】個人モバイルIIJmioの回線獲得ペースが好調な背景について教えてください。(前四半期末比増減2Q22: +5.3万、1Q22:+3.6万、4Q21:+1.7万)
- 【回答】競合他社のプラン変更等により新規獲得がしやすい状況との市場認識であり、モバイル端末廉価販売・調達強化等とのマーケティング施策により獲得ペースを向上させております。
- 【質問】システムインテグレーションが好調な背景に教えてください。
- 【回答】全業種から満遍なくネットワーク周りのインテグレーション需要が旺盛であり、当社の多様な自社開発ネットワークサービス群をインテグレーションにて提供する機会が増加しております。企業システムはネットワーク利用を前提としたものへ移行しつつあり、今後も良好な需要環境が継続するものと期待しております。