ページの先頭です
2013年11月7日
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎 コード番号:3774 東証第一部)は、お客様の敷地内に容易に設置できる新たなコンテナ型データセンターモジュール「co-IZmo I(コイズモアイ)」を開発し、データセンターモジュールのラインナップを強化いたします。
IIJは2010年より、国内初の外気冷却方式を採用したコンテナ型データセンターモジュール「IZmo(イズモ)」(特許番号:5064538)の実用化や、通年外気冷却により一層の省エネ化を目指すコンテナ型データセンターモジュール「co-IZmo(コイズモ)」の実証実験などを通じて、クラウド環境に最適な、低コストでエネルギー効率の高いコンテナ型データセンターの開発を進めてまいりました。「co-IZmo I」は、これらのノウハウを生かし、お客様の様々なニーズを取り入れたデータセンターモジュールです。
co-IZmo I は、輸送が容易な20フィートコンテナ(ISO規格準拠)にIT機器と空調設備を搭載したIT/空調一体型モジュールで、以下の特長を備えています。
これまでのIZmoシリーズは、外気を直接取り込む冷却方式を採用することで大幅な電力削減を実現しましたが、一方、フィルタで除去することができない腐食性ガスの濃度が高い外気の環境下での設置には制限がありました。co-IZmo I は、間接外気冷却方式(図1)を採用することでその制限を払拭し、省エネを実現しつつ、幅広い設置環境条件に対応できるモジュールになりました。
co-IZmo I は、1モジュールから3モジュールまで段階的な拡張に対応するため、スモールスタートの用途などに適しています。オプションでUPSモジュールと非常用発電機も設置可能です(図2)。
co-IZmo I は、ビル型のデータセンターを建設するのに比べ初期費用が安価で、短期間にお客様所有の遊休地などに構築することが可能です。IIJプライベートクラウドソリューションを導入することで、IIJ GIO(ジオ)サービスと連携したプライベートクラウド構築も容易です。
co-IZmo I は、例えば、ビッグデータ解析の分散処理基盤、大量データのアーカイブ化や高速計算処理基盤など、統制が容易な自社専用のデータセンターやプライベートクラウドの構築を検討中の企業、自治体、学術機関をターゲットに2014年度からの提供を予定しています。
IIJは今後も、先進的なデータセンターの提供を通じて、お客様の事業発展に貢献してまいります。
ITブロック(IT機器収納部)と外気は隔離されているので、ITブロックは外気の影響を受けない。
IT機器の排熱を、外気を用いた熱交換によって、間接的に冷却する。
外気による間接冷却だけでは対応できない場合は、コンプレッサーを利用する。
IZmo W/S (2011年7月発表) | |
---|---|
中規模から大規模での利用を想定 |
|
co-IZmo D (2013年4月発表) ※co-IZmoより名称変更 | |
小規模利用を想定 |
|
co-IZmo I (2013年11月発表) | |
小規模利用からスタートし、中規模まで拡張可能 |
|
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
ページの終わりです