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IIJ、インターネットの最新の技術動向・セキュリティ情報のレポート「Internet Infrastructure Review」Vol.28を発行

2015年8月31日

株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、インターネットの基盤技術に関する最新動向や、セキュリティ情報を紹介する技術レポート「Internet Infrastructure Review (IIR)」のVol.28を本日発行いたしました。

今号では2015年4月から6月までの3ヵ月間に発生したインシデントと期間中に発生したセキュリティ関連の着目すべき事象について解説をしています。さらに、インターネットのトラフィック分析、ビッグデータ研究の動向について取り上げます。

今号のトピックは以下のとおりです。

期間内のインシデント動向

  • 国内外の複数の公的機関で、不正アクセスや標的型攻撃などによる大規模な個人情報の漏えい事件が相次いだ。
  • 国内の金融機関や企業に対して、ビットコインによる支払いを要求する脅迫を伴ったDDoS攻撃が発生した。

フォーカスリサーチ

  • 機械学習のセキュリティ分野への応用を紹介。内部犯行対策、標的型攻撃対策、Webサービスの保護などにおいて、適切な対象を学習・監視させれば、機械学習は自動化および迅速性の面で有効な要素技術になりえる。
  • 日本国内を対象としたドライブバイダウンロードに多用されている「Angler Exploit Kit」の機能概要や、攻撃環境の傾向を紹介。Webサイト運営者が被害に巻き込まれないためにはWebアプリケーションやコンテンツの厳格な管理に加え、サイトの運営環境の調査も重要である。
  • パスワード認証に置き換わる、新たな認証技術の動向について紹介。ワンタイムパスワードやソーシャルログインの活用例、認証仕様を作成するFIDOの動向を取り上げた。

ブロードバンドトラフィックレポート

  • ブロードバンドトラフィックでは、この1年間でダウンロード量は38%、アップロード量は15%増加した。
  • NSAの通信傍受プログラムの存在が問題になって以来、Google関連のサービスが採用を積極的に進めたため、HTTPSの利用が拡大している。
  • モバイルトラフィックは、平日の通勤時間帯や昼休みにトラフィックが大きくなる。ブロードバンドトラフィックに比べ、ヘビーユーザーの割合は少ない。

ビッグデータ

  • IoTなど機械によって規則的に集められた定量的なデータの集合体を「ファクト・ビッグデータ」、発信者が公開した情報および派生した関連情報の集合体を「ソーシャル・ビッグデータ」と本稿では定義した。ソーシャル・ビッグデータの例として取り上げた、「Wikipedia ページビューランキング」は、トピックの話題性、ページビューランキング、株式市場の変動の3要素の相関関係が注目に値する。

以下のサイトでIIRの全文をご覧いただけます。

IIR について

「Internet Infrastructure Review」は、インターネットが抱える技術的課題についての認識を、関連する多くの機関やお客様と共有することで、インターネットが安心、安全な社会基盤として発展する一助となることを目指し、2008年10月より季刊で年4回発行している技術レポートです。IIJがインシデント観測の仕組みで収集した各種攻撃の傾向と対策に関する情報や、インターネットバックボーンの運用を通して蓄積した技術的知見を掲載しています。

報道関係お問い合わせ先

株式会社インターネットイニシアティブ 広報部

〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム

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