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Webコンテンツを分離環境で実行することで、クライアント側でのマルウェア感染を防御
2017年1月16日
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、Webアクセスに必要なセキュリティ機能を統合的に提供する「IIJセキュアWebゲートウェイサービス」の機能を拡充し、Web経由でのマルウェア感染対策に有効な「セキュアブラウジングオプション」を本日より提供開始いたします。
IIJセキュアWebゲートウェイサービスは、危険なサイトへのアクセスを遮断するWebフィルタリング、ウイルスやスパイウェアなどを防御するアンチウイルス、Webアクセスログ保管など、Webアクセスに必要な様々なセキュリティ機能をゲートウェイとして提供するクラウドサービスです。
昨今、Webコンテンツの脆弱性を利用した攻撃や、マルバタイジング(クリックすると悪意のあるサイトに飛ばされてしまう広告)などWebを利用した攻撃手法は高度化・巧妙化しており、従来のセキュリティ対策では対応が難しくなっています。それらに対し、新しい攻撃手法に対応する製品やソリューションも出始めてきていますが、ユーザの利用環境の変更を強いるケースや構築費用が高額になることなどから、導入が進みにくい状況となっています。
今回追加するセキュアブラウジングオプションは、米国Menlo Security社の特許技術である「ACR(※1)」を活用して、Webコンテンツをユーザのブラウザ環境とは分離された環境で実行することで、Web経由のマルウェア感染を防ぎます。本オプションは、Menlo Security 社の協力のもと、日本の事業者としては初めて、 自社設備に仮想環境を構築し、IIJの知見を活かした安心かつ品質の高いクラウドサービスとして提供します。
本オプションの特徴は以下のとおりです。
Webサイトを閲覧する際、Webコンテンツの取得・実行をユーザのブラウザ環境とは分離された環境で行ない、ユーザの端末には安全な文字・画像情報だけを転送し表示することで、Web閲覧によるマルウェア感染等のリスクを低減することができます。
専用のブラウザやソフトウェア、特別なプラグインをインストールする必要がなく、ユーザは従来のブラウザ環境をそのまま利用できるため、利便性を損なうことなく、容易に導入が可能です。
Webコンテンツ実行環境は国内にあるIIJのサービス設備に構築されており、IIJセキュアWebゲートウェイサービスのオプションとして利用できるため、お客様は自社でアプライアンス機器等を構築する必要がなく、短期間で導入することができます。IIJセキュアWebゲートウェイサービスで提供しているWebフィルタリングやアンチウイルス、サンドボックスオプションなどと組み合わせて多段的な防御を行うことで、より強固なWebセキュリティ環境を実現します。
アカウント数に応じた個別見積もり
IIJは今後も、「安全をあたりまえに」をコンセプトとするセキュリティ事業ブランド「wizSafe(ウィズセーフ)」の下に、お客様が脅威を意識せず、インターネットを安全に利用できる社会の実現を目指してまいります。
インターネットイニシアティブ様がIIJセキュアWebゲートウェイサービスにMenlo Security社の特許技術であるACRを活用したセキュアブラウジングオプションを提供されることを心より歓迎いたします。両社の取組みにより、多くのお客様に安全なWebアクセス環境を提供できるものと確信しております。
Menlo Security
CEO Amir Ben-Efraim
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
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