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2018年10月24日
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、コード番号:3774 東証第一部)は、「IIJ Omnibusサービス」を機能拡充し、ネットワークの運用に必要な要素技術を連携・集約させるクラウド型ネットワークインフラへと拡張することで、お客様のデジタル・ワークプレイスを強力に推進いたします。
昨今、デジタル技術を最大限に活用し、仕事環境を整備することで「人」や「企業」を活かす企業戦略、つまりデジタル・ワークプレイスの推進が求められています。それを支える重要な要素としてネットワークがありますが、企業ネットワークにOffice 365やG SuiteなどSaaS型サービスに代表されるクラウドサービスや外部システムなどが多く繋がることで、ネットワークシステムの複雑化や、インターネットとの接続性が課題となっています。
IIJでは、ネットワークインフラに求められる様々な機能をIIJ Omnibusサービスに組み入れることで、セキュリティとパフォーマンスを同時に確保し、変化の激しいITの利用スタイルに柔軟に対応できるネットワークインフラを提供してまいります。最近では、切れないVPNで快適な通信を維持する「IIJフレックスモビリティサービス」(※1)、Active Directoryサーバのアセットレスとフェデレーション(各種サービスへのシングルサインオン)を実現する「IIJディレクトリサービス for Microsoft」(※2)を追加しました。また今般、通信を最適に自動振り分けする「クラウドルーティング」と、LAN内のネットワーク機器をクラウド側で設定管理できる「SD-LAN」を提供開始します。
Office 365を使ったリアルタイムのコミュニケーションツールは、セッション数が多いため、回線帯域の不足や混雑によって、エンドユーザの利便性が損なわれがちです。また、プロキシサーバやファイアウォールなどインターネットゲートウェイ機器への負荷が重くなることが問題となっています。解決策としては、各拠点からインターネットへ迂回することで、ネットワーク機器の負荷を軽減させる手法(インターネットローカルブレイクアウト)がありますが、拠点にインターネット接続用のファイアウォールやルータを新たに設置することで、導入コストやセキュリティ管理の負荷が生じます。
そこでIIJは、インターネットゲートウェイ機能をクラウド側に置き、最適に通信を振り分ける「クラウドルーティング」を用いて課題を解決します。従来設けていた迂回経路をIIJ Omnibusサービスに取り込み、クラウド上で通信経路を振り分けます。それにより、お客様拠点におけるネットワーク機器や回線の新規増設は不要、拠点とIIJ Omnibus間の接続は、閉域接続またはIPoEを利用し、回線混雑を回避したブロードバンド接続を提供します。
SD-LANについては、クラウド上の運用管理画面で、LAN内にあるLANスイッチやアクセスポイントの機器設定・構成管理が行え、アプリケーション単位の制御や帯域制限など豊富な機能を備えています。SD-LANの提供により、LAN内トラフィックを制御し、WANへの不要なトラフィックの流入を防ぐと共に、WANからLANまでネットワーク全体を可視化し、統合的な運用管理を実現します。
なお、SD-LAN制御には、日本ヒューレット・パッカード株式会社Aruba製のAruba Centralを採用します。
IIJでは今後とも、安心・安全かつ快適なネットワークインフラを提供するため、積極的に技術開発に取り組んでまいります。
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
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