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IIJ、農林水産省の「農業農村情報通信環境整備推進体制 準備会」に参画

全国の農業農村における情報通信環境の整備を官民連携でサポートする新たな取り組みを開始

2021年7月9日
株式会社インターネットイニシアティブ

PDF [335KB]

当社は、情報通信環境の整備に取り組む農業農村を官民が連携してサポートするため、農林水産省が2021年7月9日に設置した「農業農村情報通信環境整備推進体制 準備会」(以下、準備会)に、メンバーとして参画いたします。

準備会は、農業農村における情報通信環境整備の普及・啓発や、都道府県・市町村等へのICT活用に関するノウハウや人材面でのサポート等を、民間事業者や先進自治体等と連携して取り組む推進体制の構築に向けて設置されました。主な活動として、サポートを受けたい地方自治体等を「モデル地区」として募集し、地域が抱える課題や取り組みの方向性を踏まえて準備会メンバーから支援チームを選出し、基本方針の検討や調査・計画策定等に関するサポートを行う予定です。また、農林水産省が事務局となり、相談窓口の開設やオンラインセミナー等による情報発信も進めていく予定です。準備会メンバーである民間事業者等は、各々が有する農業農村分野、情報通信分野の知見や実績を基に、最新技術やユースケース等の情報提供や助言等を行ってまいります。

IIJでは2017年にスマート農業分野に本格参入し、水田の水位と水温を遠隔監視するセンサーの開発や、LPWA対応の無線基地局を活用した取り組みを推進しています。2019年からは、農林水産省の「スマート農業加速化実証プロジェクト」において各コンソーシアムに参画し、様々なプロジェクトを支援しています。また、農業・ICTの両面から得た知見やノウハウに基づき、LoRaWAN®(※)を活用して、河川・ため池向けに水位センサーや目視監視用のカメラソリューションを開発し、静岡県や兵庫県等複数の地域での実証実験に導入しています。

  • (※)LoRaWAN®(ローラワン): 低消費電力かつ長距離通信を特徴とするIoT/M2Mに最適な無線通信技術で、免許が不要な周波数帯域を利用できます。LoRaWAN®は、LPWA(Low Power, Wide Area)の無線通信プロトコルの一種です。
  • IIJでは今後も、ネットワークやIoTの技術力を活かし、メンバーの一員として、農業農村における情報通信環境の整備やインフラの高度化に貢献してまいります。

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