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DNSによるWebサーバのロードバランシングにより、負荷分散と可用性向上を実現
2022年3月1日
株式会社インターネットイニシアティブ
当社は、独自ドメイン名の利用に必要なDNS(Domain Name System)サーバの運用を代行する「IIJ DNSプラットフォームサービス」において、Webサーバの稼働状況に応じてアクセス先を自動的に振り分け、Webサイトの安定稼動を実現する「IIJ DNSトラフィックマネージメントサービス」を、本日より提供開始します。本サービスをご利用いただくことで、Webサイトの可用性向上を実現します。
DNSは、ドメイン名とIPアドレスを紐づける仕組みで、IIJ DNSプラットフォームサービスは、Webサイトの閲覧やメールを利用する際に必要となるDNSサーバを、IIJがお客様に代わって運用・管理するサービスです。DNSの応答情報の改ざんを防ぐDNSSEC(※1)をはじめ、DNSサーバに必要とされる業界標準のセキュリティ機能を実装し、またDNSサーバを世界複数拠点に分散することで高い信頼性と可用性を維持しています。上位品目のプレミアムプランでは、IIJ以外のDNS事業者のインフラを併用できるマルチプロバイダ対応により、耐DDoS帯域やAnycast(※2)拠点数を拡張することで、さらに可用性を高めることができます。より大規模な攻撃に耐えうるWebサイトのシステム構成が取れるようになるため、重要なインフラを運用している事業者から、手軽にDNSサーバのセキュリティを強化したいお客様まで、幅広く利用いただけます。
今回提供する新サービスは、特に政府機関や金融機関など、高い可用性の求められるWebサイトを運用するお客様向けに開発したもので、以下のような特徴があります。
お客様のWebサイトを常時監視し、その監視結果に応じて稼働中サーバのIPアドレスを応答します。サイト内のアクセス先サーバは、お客様が予め設定した優先度に応じて振り分けられ、Webサイトのロードバランシングによる負荷分散と可用性向上を実現します。
また、メインのWebサイトがダウンした場合には、お客様に通知するとともに、自動的に予備サーバのIPアドレスを応答するので、エンドユーザは問題なくサイトにアクセスできます。
お客様がロードバランサなどの専用設備を持つことなくサーバのディザスタリカバリ(DR)を実現します。インターネット上に設置されたサーバであれば、国内に限らず国外に設置されたデータセンターやクラウドに置かれたバックアップサイトのサーバにも対応します。
大規模な攻撃などによる監視設備の障害に備え、IIJバックボーンネットワーク内の設備だけでなく、他社クラウドサービスからもお客様のサーバを監視します。
Webサイトを複数ネットワークから監視することで、局所的なネットワークの障害をWebサイトのダウンと誤検知し意図しないフェイルオーバーが発生する、といったケースを低減することが可能です。
IIJでは今後とも、お客様が安心・安全にDNSサービスをご利用いただけるよう、機能拡充に努めてまいります。
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
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