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村田製作所とIIJ、東南アジアでのIoTデータビジネスで協業/データの収集、分析・加工から販売まで支援するデータサービスプラットフォームを提供

インドネシアでの交通量データ事業の実績・知見を活かし、2023年夏から4か国でビジネス開始

2022年10月4日
株式会社村田製作所
株式会社インターネットイニシアティブ

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株式会社村田製作所(本社:京都府長岡京市、代表取締役社長:中島 規巨、以下「村田製作所」)と株式会社インターネットイニシアティブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝 栄二郎、以下「IIJ」)は、東南アジアでのIoTビジネス展開において協業することをお知らせします。

本協業のもと、両社は東南アジアでIoTデータビジネスを計画している企業向けに、「グローバルIoTデータサービスプラットフォーム」(以下、「本プラットフォーム」)を開発し、提供することで合意しました。

本プラットフォームは、村田製作所が、IIJの現地クラウド基盤を使って2021年からインドネシアで展開している交通量情報のデータ提供サービスをベースに開発するもので、データビジネスを行う企業向けに、データ収集から販売支援までをワンストップで提供します。2023年夏を目処に、まずインドネシア・タイ・マレーシア・ベトナムから事業を開始してまいります。

背景

データビジネスの実現には、さまざまなデータをタイムリーに収集、分析・加工し、複合的に活用するための仕組みが必要です。データビジネス事業者は、センサや通信サービス、クラウドサービスなどビジネスプロセスに求められるITパーツや基盤の整備だけでなく、各国のデータ保護法など現地法への準拠も考慮する必要があり、特に国外企業の参入は容易ではありません。
現在村田製作所は、交通量を見える化する「トラフィックカウンタシステム(※)」によるデータ提供サービスをインドネシア・タイで展開しており、同サービスにおいてはIIJグループが現地クラウド基盤を提供、システム構築から運用までをサポートしています。両社は、このデータ提供サービスで培ったセンサ・通信技術やデータ分析手法、ビジネスモデルの知見、ノウハウをもとに、これから東南アジアでデータビジネスへの参入を計画している日本企業に対して、グローバルIoTデータサービスプラットフォームを提供し、スムーズなビジネスの立ち上げを支援します。

  • (※)トラフィックカウンタシステム:高精度なセンシングにより、交通量だけでなく、乗用車・大型車など車種情報を分類した交通データを収集し交通情報を可視化する仕組み。

グローバルIoTデータサービスプラットフォームの主な特徴

データビジネスに必要なパーツや機能をワンストップで提供

データを集めるセンサデバイスから、伝送するエッジサーバ、ネットワーク、データの蓄積・加工をするクラウドサービスまで、基盤となるシステムとその運用に加えて、収集したデータの解析、データの販売業務支援までを、ワンストップで提供します。
東南アジアでのデータビジネスに必要な機能とサポートがすべてそろっているため、これから東南アジアでデータビジネスを始める日本企業は、本プラットフォームを導入するだけで、データビジネス事業をスタートすることが可能です。

現地法規制に対応した堅牢・安全なプラットフォーム

昨今、個人データや機密データの取り扱いについては、各国でデータ保護規制が厳格化されており、海外からのデータビジネス参入のハードル、リスクとなっています。本プラットフォームでは、高いセキュリティ水準を担保し、現地のデータ保護法に対応したIIJグループの現地クラウドサービスにデータを格納したうえで、現地オペレータが主体となってデータビジネスの展開、販売の支援など体制づくりまでサポートするため、現地の法規制に知見のない日本企業がビジネス進出する際にも、早期かつ安全に立ち上げが可能です。

グローバルIoTデータサービスプラットフォーム概要

企業がグローバルで展開するデータビジネスを実現するIoTプラットフォームで、センサやクラウドサービスなど各機能の提供に加えて、データ分析や販売などの支援まで行います。
主に公共インフラ/サービスインフラ/土地・建物/モビリティといった事業や関連サービスを東南アジアのローカルマーケットに展開、検討する日系企業を対象に、高い品質、セキュリティを確保したプラットフォームを展開してまいります。

提供機能

  • 対象データを取得するためのセンサ・カメラとセンシング技術(村田製作所)
  • データを集めるためのゲートウェイ、無線・モバイルネットワーク(村田製作所、IIJグループ)
  • 収集したデータを連携・加工・蓄積・可視化する現地クラウドサービス(IIJグループ)
  • 収集したデータを日本国内で二次利用・活用するための国内クラウドサービス(IIJグループ)

支援サービス

  • データ分析チームによるデータ解析とレポート作業(村田製作所)
  • 現地オペレータによるデータ販売業務支援(村田製作所)
  • プラットフォーム活用にあたっての技術支援(IIJグループ)

イメージ

今後は両社が持つ高度な技術や豊富な知見・ノウハウを活かしたIoTプラットフォームの展開を通じて、東南アジアにおけるデータビジネスの活性化、実用化、さらにはグローバルなデータサプライチェーン実現を推進してまいります。

なお、本プラットフォームはCEATEC2022に出展します。詳細は以下ページをご覧ください。

村田製作所について

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。

IIJについて

株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、1992年、国内初の商用インターネット接続サービスを開始しました。現在、IIJグループは約13,000社の国内外企業に対し、インターネット接続、クラウド、セキュリティに加え、IoTや動画配信、さらにシステム構築や運用アウトソーシングなど総合的なネットワーク・ソリューションを提供しています。個人向けには、「IIJmio」ブランドで、通信サービスを展開しています。

報道関係お問い合わせ先

株式会社インターネットイニシアティブ 広報部

〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム

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