IIJ、SCSKと協業し、白井と印西のデータセンター間を相互接続 | IIJについて

それぞれのデータセンターのお客様が、両社のサービスを安全かつ手軽に利用可能に

2024年11月20日
株式会社インターネットイニシアティブ

当社は、SCSK株式会社（以下SCSK）と協業し、2024年12月より、IIJ白井データセンターキャンパス（以下白井DCC）とSCSK印西キャンパスを相互接続することで合意しました。これにより両社のお客様は、データセンター（以下DC）間の閉域ネットワークを個別に構築することなく、双方のネットワーク関連サービスやラックサービスを、ニーズにあわせて安全かつ手軽に使えるようになります。

IIJ白井DCCは、5G／IoT／AI／クラウドサービス等で爆発的に増大するデジタルデータを集約する大規模DCとして、2019年5月に千葉県白井市において運用を開始しました。白井DCCの立地する千葉県印西地区は、世界のIT企業のDC集積地となっており、IIJでは、各種クラウドサービス、近郊DC、IX（インターネット相互接続点）等と接続するネットワークHUB構想のもとネットワークの拡充を進めており、この度、SCSK印西データセンターとの相互接続を実現しました。

協業概要

IIJとSCSKそれぞれのDCを相互接続し、お客様が個別のネットワークを構築することなく、手軽に利用できる閉域ネットワークを提供します。この閉域ネットワークを通じて、互いのDCのラック同士を接続できることに加え、IIJおよびSCSKのネットワークサービス「IIJプライベートバックボーンサービス」、「SCSK Cloud netXchange（SCNX）」を経由して、両社のネットワーク・セキュリティサービスやクラウド関連サービスを、安全かつ安定した環境で手軽に利用可能になります。

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協業イメージ

お客様メリット

両社の豊富なサービスを利用可能

IIJのお客様は、SCSKのマルチクラウド接続サービス「SCSK Cloud netXchange Service （SCNX）」を利用したパブリッククラウドへの閉域接続が可能になり、IIJ Smart HUB経由でのマルチクラウド接続と組み合わせることで、より堅牢なバックアップ環境の構築が可能となります。

一方SCSKのお客様は、IIJプライベートバックボーンサービスを経由して、IIJの提供するMicrosoft365への閉域接続サービスや、インターネットアクセス、メール、Webセキュリティなど各種デジタルワークプレース関連サービスを利用することが可能になります。

両社のDCのラックを活用可能

両社どちらのDCにラックをお持ちのお客様も、もう一方のDCラックとの閉域ネットワークを手軽に利用でき、お客様の需要や拡張計画に合わせて相互のラックスペースを柔軟に活用いただけます。

提供開始日

2024年12月19日

SCSK印西データセンターへの接続費用

帯域に応じた個別見積もり

エンドースメント

この度、IIJ様とのパートナーシップが実現し、大変喜ばしく思っております。生成AIの普及やパブリッククラウドのさらなる活用により、オンプレミスや様々なクラウドを用途に応じて使い分けるお客様が増えており、それらを相互に接続するネットワークの重要性が高まっています。これに対し、SCSK印西キャンパスはパブリッククラウドとのコネクティビティを強みとし、お客様はハイブリッド・マルチクラウド環境を容易に構成することが可能です。

今回の協業により、IIJ様の豊富かつ信頼性の高いIIJプライベートバックボーンサービスとSCSKの低遅延かつ高品質なSCNXが連携することで、お客様へより付加価値の高いサービスを提供できると考えております。

今後もデータセンターが集積する千葉県印西地区において、両社の強みを活かし、より多くのお客様にご利用いただける多様なサービスを提供することで、お客様のDX実現や事業成長を支援し続けます。

SCSK株式会社業務役員ソリューション事業グループ netXデータセンター事業本部　本部長
小笠原寛

報道関係お問い合わせ先

株式会社インターネットイニシアティブ　広報部

〒102-0071　東京都千代田区富士見2-10-2　飯田橋グラン・ブルーム