IIJ、システムログを一元的に管理・可視化できる「IIJデータ可視化ソリューション with Splunk Cloud Platform」を提供開始

IIJサービスから他社クラウドまで一括してログを可視化し、障害への迅速な対応が可能に

2025年1月16日
株式会社インターネットイニシアティブ

当社は、IIJサービスをはじめとする各社のクラウドサービスや、お客様資産のネットワーク機器など、様々なITサービスからシステムログを収集し、一元的に管理・可視化できる「IIJデータ可視化ソリューション with Splunk Cloud Platform」を本日より提供開始いたします。本ソリューションは、米Splunk社の「Splunk Cloud Platform」をもとに、IIJサービスやAWS、Microsoft 365等の各社のクラウドサービス、オンプレ機器のログデータを一括して収集し、お客様独自にカスタマイズ可能なダッシュボード画面で、必要な情報を一元的に可視化します。これにより、お客様の情報システム部門は、障害やセキュリティインシデントへの迅速な対応、監視運用業務の品質向上などが可能になります。

背景

リモートワークの普及やクラウドシフトの進展により、企業のITネットワーク・システムでは社内のITシステム以外にも数多くのクラウドサービスを併用する利用形態が一般的になっています。そうした様々なIT資産やサービスからは各々に膨大なシステムログが出力され、システム別に分散するログの確認作業やログの管理・分析にかかる負担の増大、また、障害やインシデントが発生した際の調査および原因特定に要する時間の長期化が課題になっています。

このような情報システム部門の課題を解決すべく、当社はデジタルワークプレース関連サービスの運用やお客様個別のシステム運用で培った豊富な知見をもとに本ソリューションを提供し、お客様のログデータの管理運用業務にかかわる課題解決を支援します。

IIJデータ可視化ソリューション with Splunk Cloud Platformの概要

様々なログデータの一元的可視化

Splunk Cloud Platformが対応するAWS、Microsoft 365など各社のクラウドサービスやオンプレミスのネットワーク機器に加え、IIJのサービスである「IIJセキュアエンドポイントサービス」、「IIJマネージドファイアウォールサービス」、「IIJセキュアWebゲートウェイサービス」、「IIJ IDサービス」、「IIJディレクトリサービス for Microsoft」からもログデータを取り込んで、一元的に可視化できます

（※）今後、Splunk Cloud Platformと連携可能なIIJサービスを順次拡張予定。

お客様独自のダッシュボード画面にカスタマイズ

高度なサーチ機能により、取り込んだ様々なログから必要な情報を一元的にダッシュボードに表示することが可能です。ダッシュボードは棒グラフや円グラフ、時系列チャート、地図と連携したクラスタマップなど様々な形式で画面表示をカスタマイズできるため、お客様の業務や運用管理形態にあわせたログ分析が可能になり、ネットワーク・システム障害やユーザからの問い合わせの際の対応の迅速化と品質向上が図れます。ダッシュボードのカスタマイズは、当社エンジニアによる導入支援も提供可能です。

アラート機能による障害・インシデント対応の迅速化

Splunk Cloud Platformで収集したデータ・イベントログを監視し、通常とは異なる通信や予め設定した閾値を超える挙動があった場合に、メール等での通知や修正スクリプトを作動させるユーザーインターフェースをご利用いただくことが可能です。これを活用することで障害やインシデントの早期解決、また未然防止が期待できます。