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新たに立体音響技術Dolby Atmos対応のライブ配信およびクラウド型リモートプロダクションを導入
2025年3月6日
株式会社インターネットイニシアティブ
当社は、2025年3月14日から4月20日まで開催される国内最大級のクラシック音楽の祭典「東京・春・音楽祭2025」において、66公演(本日現在)のライブ・ストリーミング配信をはじめ、配信チケットの販売サイト運営や決済システムの提供など、公演のライブ配信を総合的にサポートいたします。
今回は、新たな視聴体験をお客様に提供するべく株式会社コルグ(以下KORG)の協力のもと、Dolby Atmosに対応したライブ配信や、BCNEXXT社(オランダ)が提供するPlayoutサービスの活用のほか、従来施設の制約のため配信が困難であった国立西洋美術館からの無線技術を使ったライブ配信実験も行います。
同音楽祭は、上野公園にある東京文化会館を中心に、国立科学博物館や東京都美術館など各文化施設をコンサート会場に、毎年3月から4月にかけて開催されるクラシック音楽祭です。当社は、各会場における中継ネットワークの構築、4Kリモートカメラの設置、カメラ操作やスイッチング、エンコード作業(データ圧縮)といったライブ配信に必要なオペレーションのほか、チケット販売サイトや動画視聴用サイトの提供などを行います。
今回新たに行う技術的な取り組みは以下のとおりです。
3月14日に行われる室内楽公演(※1)において、KORG社が提供するDolby Atmos(※2)対応の動画配信システム「Live Extreme」によるライブ配信を行います。Dolby Atmosの配信方式では、会場に専用機材を設置する部屋が必要なことなどから、ライブ配信で採用されることは多くありませんが、今回、新たな視聴体験の提供を目的に実施いたします。
BCNEXXT社の協力のもと、同社が提供するクラウド型のストリーミング配信サービス「Vipe(バイプ)」を使ったリモートプロダクション(※3)によるライブ配信を行います。従来、自社の配信スタジオ「IIJ Studio TOKYO」のリモートプロダクション環境を活用していますが、さまざまなリモートプロダクションの形態に対応できるよう、今回はBCNEXXT社のPlayoutサービスを活用し配信いたします。
世界遺産に登録されている国立西洋美術館の地下ホールにて行われる公演の配信については、施設の一部で配線工事に制限があり従来ライブ配信を行っていませんでした。今回、屋外用無線LANを活用して近隣の東京文化会館の中継設備にデータを送信する形態でのライブ配信を検証します。今後、当社のグループ会社である株式会社IIJエンジニアリングの協力を得て、文化財や建物保護の目的から配線工事に制限のある施設においても、さまざまなネットワーク技術を活かしてライブ配信が行えるよう、研究・改良を重ねてまいります。
東京・春・音楽祭2025で実施される66公演(本日現在)のライブ・ストリーミング配信を行います。
配信サイト | 「東京・春・音楽祭 LIVE Streaming 2025」 |
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公演情報およびチケット購入サイト | |
視聴チケット | ライブ配信の視聴チケットは「ネット席」として、配信サイトより購入いただけます。 |
ネット席料金 | 1,000円(税込)、1,500円(税込)の2種類があります。
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PC、スマートフォン、タブレットにて、最新バージョンのGoogle Chrome、Mozilla Firefox、Safari、Microsoft Edgeで視聴いただけます。
視聴方法については、以下サイトをご覧ください。
東京・春・音楽祭2025について
開催期間:2025年3月14日(金)~4月20日(日)
桜咲く上野を舞台に東京の春の訪れを音楽で祝う、国内最大級のクラシック音楽の祭典。明治以来、日本における文化・芸術の集積地として発展を続けてきた上野公園において、東京文化会館、各美術館・博物館等を拠点に、桜の美しい時期に1ヵ月にわたり開催する音楽祭です。国内外一流アーティストによるオペラ、オーケストラ、室内楽など幅広い演奏会を開催します。
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
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