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IIJは国内初のインターネット接続事業者として、創業以来、日本のインターネットインフラを創り、支え、未来のネットワーク社会の実現に貢献するという経営理念を掲げ、安定したネットワークと信頼性・付加価値の高いサービスを提供してきました。
持続的なイノベーションこそが新たな産業、経済、暮らしを創出できるという強い信念をもって事業を展開し、インターネット技術においてイニシアティブを取り続ける一方で、社会インフラを担う立場としての責任も認識し、24時間365日安定したネットワークサービスを提供することで、社会・企業システムの基盤を支え続けています。
近年、気候変動や資源・エネルギー問題、多様性や機会均等、少子高齢化、医療過疎、データプライバシー問題等、多岐にわたる環境・社会問題が顕在化しており、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」では企業にもこれらの社会課題への積極的な取り組みが求められています。
インターネット技術を基盤としたICTは、世の中の仕組みをも根本から変えられる技術です。当社は、IoTやAIに代表される新たな技術の活用により、SDGsをはじめとする社会課題の解決にも大きな貢献ができると考えています。
経営理念を軸に、信頼性や付加価値の高いネットワークサービスの開発・提供を通じ、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
SDGsをはじめとした社会課題に対するICT産業への要請・期待の大きさと、社会課題に対するIIJのポジティブ・ネガティブインパクトの大きさの2つの視点から、3つの重要課題とそれに紐づく8つの取り組みテーマを特定しました。
今後はこの重要課題に優先的に取り組み、進捗や成果についての情報開示を行っていきます。
IIJは、以下のプロセスで重要課題を特定しました。
STEP1 課題の抽出
27の部門・関連会社にサステナビリティに関するアンケートを実施するとともに、SDGsに掲げられた17目標169のターゲットに代表されるグローバルな社会課題をベースに課題を洗い出しました。
STEP2 課題の評価
STEP1で抽出した課題について、コロンビア大学「ICT & SDGs Final Report」や総務省「デジタル変革時代のICTグローバル戦略懇談会報告書」等を参考に、社会要請・期待を把握するとともに、当社経営理念及び中期計画との整合性、ポジティブ・ネガティブインパクトを加味して重み付けを行いました。
STEP3 妥当性の検証
STEP2で重み付けを行った課題に対して、有識者と当社役員とのダイアログを通じて、妥当性を検証し重要課題を特定しました。
主なご意見
冨田氏のプロフィール
ロイドレジスタージャパン(※)にて主席コンサルタントを務める。ソニーグループでの長期的なCSRマネジメントおよび様々な国際規格等の策定プロセスの参画など、多面的かつ豊富な経験を持つ。
IIJは、将来、世の中の仕組みを変えるインフラになるであろうインターネットを、日本に普及させようと志した技術者たちが設立した会社です。創業時から「インターネット技術で世界を変える」という信念にもとづき事業を行っています。
「世界を変える」ための目標を掲げたSDGsと共通する考え方を持つIIJの提供する商品・サービスとは親和性が高く、IIJは事業活動を通じてSDGsの多くの目標に貢献できると考えています。なかでも、重要課題と特に関連性の高い以下の目標・ターゲットについては、達成に向けて、よりいっそう大きな影響を与えられるよう取り組みを拡大していきます。
重要課題
関連するSDGsのターゲット
重要課題1
技術革新によりネットワークインフラの
進化を牽引し、様々な社会課題の解決に貢献
関連するSDGsのターゲット
3.8
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジへの貢献
7.2、7.3
再生可能エネルギーの普及とエネルギー効率の向上
8.2、8.4、8.10
資源利用の抑制と金融へのアクセス拡大を含む経済成長の両立
9.5
オープンイノベーションの拡大
13.1
気候変動による災害等に対する適応力を強化
重要課題2
社会インフラを支える、
安全で強靭なインターネットサービスの提供
関連するSDGsのターゲット
9.1
持続可能で強靭な地域・越境インフラ開発
11.a、11.b
都市部と農村部間の連携の強化と災害時リスク管理体制の支援
16全体
平和で包摂的な社会の推進
重要課題3
多様な才能と価値観を持つ人材が活躍し、
積極果敢に挑戦できる場の提供
関連するSDGsのターゲット
4.4
技術的なスキルの向上
5.b
女性のエンパワーメント促進へのICT技術活用
8.5
雇用平等と労働環境良化の推進
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