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人材の育成

経営理念に沿い、IIJグループの人材育成の方針は、性別や国籍等に依ることのないものであります。IIJグループの人材育成は、新たな技術の採用、サービスの開発と運用や事業への取り組み等との積極的なチャレンジのなかで、OJTにより、多様な経験を積み重ね能力を育んでいくことを基本とし、各種研修制度でその個々の成長を補完しています。研修制度といたしましては、従業員の年次や役割に応じた業務知識の習得及びリーダシップやマネジメントスキルの開発を行う階層別研修、専門知識やスキル習得を目的とした部門別研修等を実施しています。また、会社主導の育成・研修制度に加えて、従業員による自主的な勉強会や情報交換の取り組みも数多く開催されており、自ら技術や能力を磨く企業文化の中で従業員が成長し、会社もこれを支援しています。キャリア形成に関しましては、キャリア申告制度等を運営し、従業員の新たな役割発揮や経験蓄積への支援を行っております。また、社員意識調査やストレスチェックを定期的に実施し、評価認識と運営改善を継続しております。

階層別・職種別研修

階層別・職種別研修

OJT制度による人材育成

人材育成は業務を通じたOJT(On-the-Job Training)を根幹とし、従業員の年次や役割に応じた階層別研修、専門知識やスキル習得を目的とした部門別研修等にて補完しています。IIJグループは、国内最大規模のインターネットバックボーン構築・運用、斬新なサービスの自社開発・運用等の業務機会を提供することが、意欲的な技術者層のモチベーション向上に繋がるものと考えております。営業職はネットワーク・システム等の知識が必要となりますが、技術基礎研修、IIJサービス理解研修やサービス理解テスト等により、これら知識の習得・定着を図っており、営業活動を通じたOJTを補完しております。営業部門主催によるトップパフォーマーの営業アプローチ・成功提案事例等を共有する勉強会等もあり、多くの文系出身者の営業が活躍しております。当社の新卒従業員はこれら業務における上司からの指導に加え、OJTトレーナー研修を受講した上司以外の従業員と個々の特性・志向を勘案した能力開発目標を設定し、一年を通して早期に自律的な業務遂行ができるためのサポートを受けます。2018年度以降、毎年約100名がOJTトレーナー研修を新たに受講し、トレーナー経験者は延べ700名を超えております。これら人材の増加は全社的なOJTレベルの向上に繋がるものと考えております。

チャレンジを促す人材育成

自ら挑戦し自己研鑽する企業風土の醸成

IIJは、会社が定めた研修制度でスキルアップするだけではなく、個々の従業員が挑戦したいと思ったことを実現し自らを磨く機会も整えています。

テックチャレンジ 従業員が、未来の社会に貢献する新しい技術やサービスを考え、会社がそのアイデアの具現化を支援する制度です。ICT技術に関連した先進的、未開発分野のもので、より良い社会の発展に貢献できるアイデアを公募します。採用されたアイデアの発案者は一年間既存の業務を離れて、開発テーマに専念して取り組むことができるとともに、支援する人材や技術検証の環境、開発にあたって必要な費用を会社が提供します。
I-fusion 従業員の持つ事業・サービス・商品・業務プロセスについてのアイデアの実現を会社が支援する制度です。将来に向けたイノベーションの種を育てることを目的としており、部署を問わず社内から様々な提案を受け付け、情報収集やビジネスモデルの企画、社内の審査や実装に向けたプロジェクト体制の構築、支援人材や業務時間の確保など、アイデア実現に向けたプロセスをトータルで支援します。
IIJ Business Innovation Camp クライアントとなる社内部署から提示されたテーマに対して、新サービスやビジネスの元となるアイデアを3ヵ月間のグループワークで創出するワークショッププログラムです。5人一組程度のチームで「デザイン思考」に基づいてアイデア創出や問題解決に取り組みます。参加者はイノベーションの創出を目指すとともに、新たなビジネスモデルを創出する力を養い、社内の他部門のメンバーとのネットワークを構築することができます。

チャレンジを活性化させる従業員による自主的な取り組み

TU新人合同研修 IIJのテクノロジーユニットでは、技術部門に配属された新入社員に向けて従業員主体のOJT研修「TU新人合同研修」を実施しています。テーマは毎回、いま業務に必要な知識は何なのかを現場でアイデアを出しながら決め、そのテーマについて一番詳しい従業員が講師を務めます。この取り組みは、部署横断で運営されており、中途入社の従業員や技術部門以外の希望者も受講可能です。
IIJ Bootcamp 普段の担当領域の垣根を越えて様々な技術に触れることを目的に、現場の従業員が自発的に立ち上げた「IIJ Bootcamp」というハンズオン勉強会を開催しています。勉強会では、現場で実際にその技術を使っているエンジニアが講師を務めており、最新かつ実践的な情報や技術に触れることができます。
ほかにも、「仕事がやりやすくなる研修」や「イノベーションを生み出すチームの作り方」、最新技術や自分が関心を持ったトピックに関する勉強会など自らのモチベーションをあげるための勉強会を従業員らが自主的に開催しており、部門を横断した参加も歓迎されています。
技術工作室 新たな技術を試しながらプロダクトを作りたい技術者と、社内の業務課題をマッチングする取り組みです。課題解決のアイデアを練るだけでなく、協力する従業員とともに実践のなかで試行錯誤を繰り返して技術力を向上し、より価値のあるプロダクトやサービスの開発につなげていくことを目指しています。
おせち勉強会 技術系部署に限定せず全社横断的に10年以上続いている、おせち料理のように「さまざまなテーマを詰め合わせた」勉強会です。新しい技術や手法を中心に多様なテーマで発表および議論を行い、実際にサービスや開発で使用した評価結果などの実践的な技術情報を共有する場となっています。

人事制度

従業員一人ひとりが活躍・成長し、それにともない組織や会社としても成長していくことを実現するため、「役割・グレード制度」「評価制度」「報酬制度」の3つの人事制度を設けています。本制度を経営理念に掲げる「自己実現」を図る仕組みの1つとして位置付け、従業員一人ひとりのキャリア形成を支援しています。また専門領域での能力発揮を追求するエキスパート職の設置、タレントマネジメントシステムを活用した適材適所の人材配置等の人事施策により、個々の従業員の経験・スキルを勘案したキャリア開発・役割発揮をサポートしております。 

役割・グレード制度 年次や年齢にとらわれず、従業員が期待される役割の大きさに応じて役割・グレードを設定しています。
評価制度 成果物(=業績)だけでなく、そのプロセス(=役割行動)も合わせて評価することで、より従業員一人ひとりの活躍、成長を促していく評価を行っています。
報酬制度 役割行動に連動した基本給は年1回(4月)改定が行われ、業績に連動した賞与は年に2回(6月・12月)支給されます。

キャリア申告制度

年に1回、これまでの経験の棚卸しを通して今後のキャリアの方向性を考え、それを上司と人事に伝える制度です。中長期的な視野での人材育成や異動・配置を考え、従業員の「自己実現」を支援しています。

ローテーション制度

一人ひとりの個性を重視しキャリア形成支援につながるような異動を実施していく制度です。適性や本人の希望を考慮した異動により新しい環境・仕事へのチャレンジの場を創り出すことで、従業員の成長につなげています。

セレクトジョブ

社内公募で一定期間他部署の業務を経験できる制度です。
他部署で取り組んでみたい業務に自ら手を挙げ、就業時間の2割を目安に半年間、他部署の仕事を兼務します。多様な経験を積むことができる環境を整備することで、従業員の成長と自律的なキャリア形成を促し、自己実現につなげることを狙いとしています。

グローバル人材育成制度

若手従業員を対象とし、海外拠点での実践的な業務経験を積むための育成制度を用意しています。グループ会社「IIJ America」に1年半または「IIJ Europe」に2年間長期出張として滞在し、国際的な感覚を身に付けます。
また、グローバル人材として活躍を希望する中堅従業員を対象とし、最長5年間の海外赴任を通じて、戦力として現地業務に従事させる制度も用意しています。


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