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2013年03月01日
2012年11月17日、IIJの役職員4名が島根大学総合理工学部で出前講座をしました。テーマは、「ネットリテラシー」「仕事として取り組むアプリ開発の実際」「データセンター」「IT業界」「就職活動の心構え」です。
この講座は、島根大学総合理工学部の會澤邦夫先生、鈴木貢先生のご依頼により実現しました。「企業の現場の人に話をして欲しい。就職してから後悔しないように、危機感をあおって欲しい」というご要望でした。
「ネットリテラシー」の講座では、「パソコン遠隔操作事件」を題材にインターネットの仕組みを説明しました。「パソコン遠隔操作事件」は、犯人が他人のパソコンを乗っ取って犯罪予告を行い、パソコンの所有者が誤って逮捕された事件です。インターネット犯罪の通信元がどのように偽装されるかについて、インターネットの基礎技術を交えて説明しました。
受講者は学部生の方を中心に20名弱でした。身近な話題だったからか、受講者の眼差しは真剣そのものです。
IIJは2011年4月に島根県松江市に「松江データセンターパーク 」を開設しました。島根県発のプログラミング言語「Ruby」の普及・発展のための活動も支援 しています。IIJは今後も、地域との交流を深め、次世代の人材育成を支援していきます。
會澤 邦夫
島根大学総合理工学部教授
大学での講義や実験の重要性を見定められない学生が多いことが気にかかり、数年前に「IT技術者に求められる力」という企画を立ち上げました。IIJさんにお願いした今年度のセミナーはとても刺激的で学生の将来に大いに役立つものになったと考えております。
鈴木 貢
島根大学総合理工学部准教授
IT業界の種別に始まり、ビジネスモデルや最先端のデータセンター構成技術に至るお話を頂きました。高い技能と進取の気性を備えた多様な人材が今日のネット社会を支えていることを学生が理解できた、非常に密度の高い授業でした。
堂前 清隆
IIJ アプリケーション開発部
インターネットはどこにでもある時代になりましたが、それを維持しているエンジニアの姿はあまり表には現れません。私たちの思いを伝える機会を頂けたことを嬉しく思います。受講者の皆さんが「ネットを作る」側に来てくれるといいなと思いながらお話しさせて頂きました。
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