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株式会社GABA 様
(Gabaマンツーマン英会話)
株式会社GABA

新生Gabaの事業戦略を支えるIIJ Omnibus
全国展開に向けたネットワークを1カ月で整備

マンツーマンに特化した英会話教室で知られる「Gabaマンツーマン英会話」は全国展開に向け、全国の教室と自社開発の基幹システムをつなぐ新たなネットワークをIIJ Omnibusサービスで整備した。これにより、先行開校する25校の接続をわずか1カ月で完了。教室の追加や統廃合など今後の事業展開に柔軟に対応できるようになった。導入コストを抑え、運用管理の負荷も大幅に軽減できたという。

課題

  • Gabaの全国展開に際し、全国の教室と基幹システムをつなぐ新たなネットワークが必要に
  • 教室の開設ごとに多大な労力がかかる
  • 人員と期間が限られ、自前での構築・運用が困難

効果

  • 先行する25校のネットワーク環境をわずか1カ月で整備
  • 新しく教室を開設するときもネットワーク整備が簡便に
  • ネットワーク機器の管理や保守対応のアウトソースを実現。サービスの安定性とセキュリティレベルも向上した

導入前の課題

全国展開を支える新たなネットワークが必要に

1995年の創業以来、個々人に合わせたマンツーマンレッスンや法人向け英語研修を提供するGaba。グローバル化が進む中、英会話学習の機運が高まりを見せ、同社の事業は堅調に推移している。

その一方、語学市場を取り巻く環境は大きく変化。「学習方法の多様化が進み、新規参入事業者も増加するなど競争環境は厳しさを増しています」とGabaの栗田純平氏は話す。

多様化するニーズに対応し、成長基盤をより強化するため、既に展開している関東・中部・関西・九州に加え、新たに北海道・東北/北陸・中国/四国に教室を開設し「Gabaマンツーマン英会話」を全国展開させることにした。

Gabaマンツーマン英会話には、ITシステムが欠かせない。予約管理システムや受講生の受講状況管理、インストラクター管理など、Gabaの基幹システムにつながる仕組みが不可欠となっている。そのために“新生Gaba”の全国展開を支える新たなネットワークが必要だった。「既存のネットワークはGabaのエンジニアが設計/構築/運用を実施していて、教室を1つ開設するだけでも多くのワークロードを必要としていました。全国展開のネットワークをどのように実現するのか、課題は多かったのです」と栗田氏は振り返る。

選定の決め手

ネットワークのサービス化で俊敏性・柔軟性が向上する

新しいネットワークの検討を始めたのが2017年11月。全国展開の発表は18年2月を予定していたため、同1月末までに主力教室のネットワーク整備を完了しなければならなかった。「IT部門の人員も予算も限られており、自前でネットワークを構築するのは不可能でした」と栗田氏は説明する。

課題解決のために同社が選択したのが「IIJ Omnibusサービス」である。IIJが独自開発したNPS(Network Processing System)をゲートウェイとして、インターネット、セキュリティ、WANなどネットワークに必要な機能を仮想化し、オンデマンドで提供する。

「ネットワーク機器やファイアウォールなどを自社で所有することなく、必要な時に必要な機能を『サービス』として利用できます。これなら予定の期限までに、要件を満たすネットワークを実現できると判断しました」と栗田氏は評価する。

アセットレスなので、導入コストを抑え、運用管理の負荷も大幅に軽減できることも大きかった。

2017年12月下旬にIIJと正式契約。年末年始を挟んで18年1月下旬には先行25校の接続展開を完了した。

導入後の効果

先行25校のネットワークをわずか1カ月足らずで整備

「わずか1カ月足らずで高品質なネットワークを利用できるようになりました。IIJが協力ベンダーと密に連携し、各拠点の設定・確認作業を行ってくれたため、こちらの負担も少なくて済みました」と栗田氏は満足感を示す。

その後も順次展開を進め、同3月末までにすべての教室の接続展開を完了した。構築中も稼働後もトラブルは一切ないという。

IIJ Omnibusサービスと基幹システムは、IIJ広域ネットワークサービスで接続。また各教室のアクセス回線はNTTフレッツ網を利用し、IPv6化を図った。これにより、極めて遅延の少ないアクセス環境を実現している。

さらにIIJセキュアWebゲートウェイサービスとの連携やエンハンストファイアウォールモジュールを組み合わせることで、ネットワーク全体のセキュリティレベルも向上した。

今後の事業展開に柔軟に対応できるのも大きなメリットだ。「新しく教室を開設する場合もIIJ Omnibusサービスにつなぐだけでネットワークを整備できます」(栗田氏)。IIJ Omnibusサービスにつながるモバイル環境も整備したため、法人向けにサテライト型英会話教室の提供も可能だという。

運用管理も大幅に効率化された。ネットワーク機器の管理や保守はアウトソースされ、ルータの設定も一括管理が可能となったからだ。「これまで問題が発生した際には、リモートから調査して対応していました。状況によっては各教室に機器の交換などに行かなければなりませんでしたが、アウトソースできたことにより、これまでよりも各教室に行く回数が少なくなりました」と栗田氏は話す。

将来的には、既存の「Gabaマンツーマン英会話」教室のネットワークもIIJ Omnibusサービスに統合していきたい考えだ。またネットワーク以外でも、IT全般の自動化・最適化を目指す方針だ。「IT担当者が少ない中、柔軟性や即時性に優れたサービスを活用し、より運用効率を改善させていきたい。その実現に向けて、IIJには今後も有意義な提案を期待しています」と栗田氏は期待を寄せる。

IIJ Omnibusサービスの活用により、全国展開に伴う新たなネットワークを短期間で整備したGaba。このネットワークを軸に、多様なニーズに対応した質の高いレッスンの提供に努め、語学力向上を目指すお客様の期待に応えることで、さらなる事業の成長を目指していく。

株式会社GABA様へ導入したシステム概要図

導入したサービス・ソリューション

お客様プロフィール

株式会社GABA
本社:東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー23階
創業:1995年7月
資本金:4億9,000万円(2018年3月現在)
従業員数:635名
創業以来、マンツーマンに特化した英会話レッスンを提供し、従来の学校的な英会話スクールの概念を変える独自のスタイルを確立。日常会話向け、ビジネス向け、海外旅行向けなど目的別レッスンのほか、法人を対象に出張型サービスや研修型サービスなども提供する。

株式会社GABA

※ 本記事は2018 年7月に取材した内容を基に構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。

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