IIJ GIOコンポーネントサービスのSLA
IIJ GIOコンポーネントサービスは、以下のとおり、サービスの品質を保証します。品質がこれを下回る場合には、ご利用料金の一部を減額します。
サービスの品質保証、及び保証の限定
IIJ GIOサービス契約約款に基づくIIJ GIOコンポーネントサービスの品質保証及び保証の限定の詳細について以下のとおり定めます。
品質保証を定めるすべてのコンポーネントに共通する保証の限定があります。詳しくは、保証の限定をご参照ください。
コンポーネント |
品質保証 |
保証の限定 |
ベースサーバ |
Vシリーズ(※1) |
ご契約いただいたベースサーバ(仮想サーバ)を動作させるハイパーバイザ(それを動作させるサービス設備を含みます)の稼働率が、99.99%以上であることを保証します。
以下を以って、ハイパーバイザの稼働とみなします。
- ハイパーバイザが、仮想サーバの電源を投入可能な状態にあること
|
以下は、ハイパーバイザの非稼働に含まれません。
- ベースサーバにインストールされたOS、ミドルウェア、及びアプリケーションなどのソフトウェアの停止のうち、ハイパーバイザの停止に起因しないもの
- 故意、または過失を問わず、お客様がベースサーバのOSをシャットダウンしたことに起因するベースサーバの停止
- 「IIJ GIOサポートWeb」、及び「IIJ GIOコンポーネントサービス ベースサーバ コントロールパネル」の停止
|
Vシリーズ G2 |
上記以外のコンポーネント |
定めません。 |
- |
仮想化プラットフォーム |
すべてのコンポーネント |
定めません。 |
- |
ネットワークアドオン |
すべてのコンポーネント |
定めません。 |
- |
ストレージアドオン |
すべてのコンポーネント |
定めません。 |
- |
データベースアドオン |
すべてのコンポーネント |
定めません。 |
- |
ライセンスアドオン |
すべてのコンポーネント |
定めません。 |
- |
モニタリング&オペレーションアドオン |
すべてのコンポーネント |
定めません。 |
- |
- (※1)Vクラスタシリーズは含まれません。
稼働率
稼働率は、以下の数式を用いて計算します。
- (※1)1回あたりの非稼働時間について、1分未満は切り捨てます。
当該月に、0分30秒の非稼働が個別に10回発生した場合は、月間累計非稼働時間(分)は0(分)です。
当該月に、1分30秒の非稼働が個別に10回発生した場合は、月間累計非稼働時間(分)は10(分)です。
- (※2)当該月の日数に1,440(60分×24時間)を乗じた値です。当該月が契約月であっても、当該日数の起算日は課金開始日に依らず1日です。
保証の限定
品質保証を定めるすべてのコンポーネントに共通する保証の限定を、以下のとおり定めます。
- お客様がIIJ GIOコンポーネントサービスをご利用されるにあたり使用する通信経路(インターネット、閉域網、構内回線、及びダイアルアップ回線、並びにそれらを制御する通信機器などを例に含みますが、これらに限定されません)は、明示的に品質保証の対象として定められていない限り、品質保証の対象に含まれません。また、それらの停止、及び性能低下などの事象は、品質保証に何らの効力も持ちません。
- IIJ GIOサービス契約約款に基づく、サービスの利用の制限、中止、停止及び契約者の義務禁止事項の場合には、非稼働に含まれません。
契約者が行ってはならない事項は、以下を例に含みますが、これらに限定されません。
- コンピュータウイルスに感染したベースサーバ、または不正アクセスを受けたベースサーバを放置し、大量のトラフィックを発生させること
- 通信パケットのスイッチング、及びルーティングにおけるループの発生を回避する措置を採らずに、マルチキャスト、またはブロードキャストの通信パケットを送出し、ループを発生させること
- セキュリティ脆弱性を用いて、弊社のサービス設備への不正アクセス、またはその機能の停止、もしくは低減を試みること
- 専ら大量のトラフィックを発生させることを目的としたハードウェア、またはソフトウェアを用いて、弊社のサービス設備の性能の測定を試みること
不可抗力は、以下を例に含みますが、これらに限定されません。
- 戦争、内乱、テロリズム、及び暴動などの社会不安
- 地震、津波、噴火、落雷、洪水、降雪、及び落石などの天変地異
- DoS攻撃(Denial of Service attack)などの業務妨害
- 不正アクセス
利用不能にかかる減額
IIJ GIOサービス契約約款に基づく利用不能時の料金減額の詳細は以下のとおりです。
減額の条件 |
お申し込み要否 |
必要
※利用不能にかかる減額は、自動的には行われません。 |
お申し込み方法 |
弊社が定める様式を使用(減額申請書 [ PDF 151KB/A4・2ページ ])
※併せて、以下の情報を提出していただく必要があります。
- 品質保証の違背が発生した対象(SYSID、及びコンポーネントの管理ID)
- 品質保証の違背が発生した期間、内容、及びそれを客観的に証明する情報(※1)(※2)
|
お申し込み期限 |
当該品質保証の違背が発生した月の翌月15日
※当該日が弊社営業日でない場合は、その次の弊社営業日とします。 |
お申し込み内容の審査 |
お申し込みいただいた内容について、弊社にて品質保証の違背の有無を調査します。 品質保証の違背が認められた場合は、下記の減額を行います。 |
減額の内容 |
減額する額 |
当該品質保証の違背が発生したコンポーネントの、当該違背が発生した時点の月額費用の10%(※3)
※当該コンポーネントにオプションサービスが付加されている場合は、当該オプションサービスの月額費用を含みます。 |
減額する対象 |
当該品質保証の違背が発生したコンポーネントの、当該違背が発生した月の翌々月の月額費用 |
- (※1)ベースサーバのシステムログ、カーネルダンプ、ネットワークインタフェースの通信キャプチャ、及びお客様が保有する監視システムのログなどを例に含みますが、これらに限定されません。なお、これらを、無条件に当該要件を満たす情報としてご利用になれることを保証するものではありません。
- (※2)弊社より、サービス設備の障害が発生した旨、及びそれに伴いご契約いただいたコンポーネントの稼働に影響が生じた旨をお知らせする通知を、お客様に送付している場合は、これらを、当該要件を満たす情報としてご利用になれる場合があります。なお、ベースサーバのEcoパック、モニタリング&オペレーションアドオン、及びIIJ統合運用管理サービスの自動メール通知は、それ単独では、当該要件を満たす情報としてはご利用になれません。
- (※3)当該違背が発生したのち、当該コンポーネントのグレード変更、または解約が行われ、「減額する額」が「減額する対象」を上回る場合は、後者を前者の限度額とします。当該コンポーネント以外の月額費用を、「減額する対象」とすることはできません。
減額の限定
IIJ GIOサービス契約約款に基づく本サービスの料金からの減額が、利用不能にかかる減額を上回る場合は、利用不能にかかる減額は適用されません。
減額申請書
減額の申請は、所定の用紙にご記入ください。こちらからPDFファイルをダウンロード、プリントアウトしてご利用ください。